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家を買った途端に、コロナで収入ガタ落ち。ドン底に落とされたママの決心

「私がパートタイムで稼げたらこんなことにはならなかったのに……まさに“コロナ被災”ってやつですね」  ため息まじりに話を切り出したのは、パート主婦の知佳さん(仮名・25歳)。貯金も尽きてきた今、コロナから家計を守るため、知佳さんは新しく夜の活動を始めたそうです。その活動内容とは――。

学生結婚をして妊娠・出産。幸せな毎日

話を聞かせてくれた知佳さん(仮名・25歳)

話を聞かせてくれた知佳さん(仮名・25歳)

「学生結婚をして、卒業前に妊娠が発覚。数か月後には元気な男の子が生まれました。卒業と同時に産休に入ったので、わたしの貯金は産婦人科の通院とベビー用品に消えてしまい、家族3人の全財産は主人の貯金のみに……。とはいえ主人に収入はあったし、私もパートに復帰すれば共働きになるので、育休中も生活に支障はなく、新米ママとして慣れない子育てに専念することができました。お金はなくても幸せな毎日って、こういうことですね」  無事に保育園も決まり、月額の高い短期プランで学資保険も申し込んだという知佳さん夫婦。 「早く払っておけば、あとでラクだと聞いていたものですから。4月から通園が始まれば通帳の金額も減るばかりではなくなる。春からの生活がどんどん楽しみになっていきました」

共働きを前提にマイホーム購入!保育園も決まり…

 2人はこれからの生活のことを話し合い、思いきって新居、しかも一軒家を購入しました。 「主人と暮らし始め、子どもの生まれた街で暮らし続けたいと思ったんです。出産した年の年末のことでした。土地代込みで4200万円の2階建て一軒家。ローンの返済は月11万円ですが、これも正社員の主人とパートの私との共働きであればやっていけます。どうせ買うなら貸家生活が長引かないうちに買ったほうが得ですしね。  6月に受け渡し予定で、ローンの開始もそこから。園児になる0歳のわが子、ワーキングママになる私、ワンオペの練習をしたパパ。4月から『ようい、ドン』で頑張ればすべてが上手くいく。変わらない毎日を繰りかえして、変わらない幸せを積み重ねていこうと思えました」

新型コロナでパートに入れず。パパだけでは無理なのに…

お金のやりくりに悩む母親

写真はイメージです(以下同)

 結婚、出産育児と順調なスタートから保育園も決まり、新居まで購入。そんな一家に悲劇が襲ったのは、住宅の契約を終えたすぐあとのことでした。  すべてのはじまりは新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言。知佳さんも旦那さんも飲食業だったことが災いし、パート契約だった知佳さんはまっさきに人員削減の対象にされてしまったのです。 「入園式が行われてから10日目には慣らし保育の時間も延びてきたので、少しだけ仕事に戻ることにしました。けどそれも、たったの3日間で終わりました。3日目になって、店長から『当面のあいだシフトに入れることができません』と言われてしまって。緊急事態宣言はすでに出ていたから、非正規雇用のわたしにはいつか来る話だとは思っていましたが、ここまですぐ現実になるとは。それでも正社員の主人が繋ぎとめられているだけ良かったのかもしれませんね。もちろん営業時間は短縮しているので、主人の労働時間もぐんと減ってはいますが……」  それでも、この現状を「仕方ない」とやや諦め気味に語る知佳さん。 「よりによってコロナで打撃を受けている飲食ですからね。企業は正社員を働かせるのも精一杯でしょう。だからすぐに保育園に登園自粛を申し出て、ふたたび自宅保育の日々に戻りました」
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莫大なローン残債…。人生最大のピンチ
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