13年前「ラオウの葬儀にノリで来た女性」の今。キャバクラ会社役員になっていた
「私ぶっちゃけ今日ノリで来たんで」
と、テロップが出された女性のインタビュー画像、どこかで見たことありませんか?
――今から13年前、ラオウの葬儀に参加されたわけですが、当時は本当にラオウのことは知らなかった?
津野まあや(以下、津野)「はい。全然知らなくて、ノリで友達についていっただけだったんですよ(笑)」
――本当に知らなかったんですね。テレビで例のインタビューが放送された後、周囲の反応はどうでしたか?
津野「はい、たまたま誘われただけなんです。そのあと、テレビで取り上げられたんですけど、それから2年後にワーホリでカナダに行きました。現地で仲良くなった、日本人の友達から『お前、ラオウの葬式に行ったの? 2ちゃんねるで晒されてるよ』って言われて、2ちゃんで私のことがAA(アスキーアート)になっていることを知りました。
――いつの間にかちょっとした有名人になっていた、と。
津野「もともと2ちゃんとかネットに疎(うと)いこともあって、正直、何が面白いのか全然わかりませんでした。どうやら“やる夫”というキャラに私の顔が似てるらしいけれど、やる夫自体初めてそこで知りましたし。ただ『北斗の拳』のファンからは叩かれていましたね。『ラオウを知らないクセに葬式に参加するな、けしからん!』って(笑)」
「ラオウの葬儀にノリできた女性」
2007年4月18日、漫画『北斗の拳』の人気キャラクラ―であるラオウの葬儀「ラオウ昇魂式」が高野山東京別院にてとり行われ、多くのファンが詰めかけました。そんななかで当時、ニュース番組のインタビューに「ラオウを知らない女性」として答えていた若い女性がネットを中心に話題となったのです。 女性はインタビューに「私、ぶっちゃけ今日ノリで来たんで」と答え、その画像をもとに作成されたアスキーアート(文字や記号を使って表現された絵)と共に、掲示板の2ちゃんねるを発端に、ネット上で長きに渡って使用されてきました。 それから13年後、当の本人がTwitterに降臨。現在、札幌のキャバクラ運営会社で役員を務める津野まあやさん(31)が投稿した該当ツイートは2.4万リツイートされるなど、大きな反響が寄せられました。彼女はいったい何者なのか? なぜ今になって当時のことを打ち明けるにいたったのか? 本人に聞いてみました。時効の話。13年前、北斗の拳のラオウ葬式にノリで行ったところ、ラオウを知らない女として2ちゃん界隈で少し有名にして頂きました
— 津野まあや◆夜直しキャバ役員 (@maayatsuno) 2020年5月9日
当時、初対面だった面接官や旦那が、そんな私を知ってくれてたお陰ですぐに打ち解けて、ついには就職と結婚に至りました。大感謝です#私ぶっちゃけ今日ノリで来たんで pic.twitter.com/Ht2hJUe79e
「正直、何が面白いのか全然わからなかった」
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