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高い確率で離婚に至るのに放置されがちな「夫婦の問題」とは

 離婚した一般男性に離婚の顛末を聞くルポ『ぼくたちの離婚』(「女子SPA!」で連載中/角川新書より書籍化)が、漫画誌『グランドジャンプめちゃ』(集英社)でコミカライズ(作画は雨群さん)。  第2話は、「自分たちの時間を大切にするために子供はつくらない」と決めたはずの夫婦のあいだに生じた価値観のズレについてのエピソードだ(詳しくは、女子SPA!の「「妻が、子供が欲しいと言いやがった」。“自立したおしゃれ夫婦”が泥沼離婚するまで」を参照)。
ぼくたちの離婚 第2回

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ぼくたちの離婚 第2回

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ぼくたちの離婚 第2回

【6】 このあと、啓司は玲子と再会し、結婚。二人で「子供は作らない」と決めたが…続きは『グランドジャンプめちゃ 6月号』でお楽しみください

【第1話の無料試し読みも配信中】⇒コチラ  花田啓司さんと玲子さん(どちらも仮名)は学生時代に出会い、社会人になって再会を果たし、結婚。しかし、「子供を作るか否か」問題をきっかけとして離婚に至る。花田さん夫婦のように、夫と妻のどちらかが「子供が欲しい」、どちらかが「欲しくない」で意見が割れると、高確率で離婚フラグが立つ、と著者の稲田さんは言う。 ※以下、稲田豊史さんによる寄稿。

父親になる覚悟不足

「妻は子供を欲しいが、夫は欲しくない」というパターンでよく聞くのが、結婚して数年が経ち、妻が出産限界年齢に差しかかったため夫に子作りを持ちかけるも、夫が気乗りしない、というもの。夫が気乗りしない理由は、「妻が産休・育休を取るなら、もう少し自分の収入が増えてから(あるいは貯金が増えてから)でないと経済的に厳しい」「まだ子供なしでやりたいこと(旅行、趣味等)がある」などだ。  なかには、「父性が芽生えないから子供はまだいらない……とは妻に言えないので、『仕事が修羅場なのでもう少し落ち着いてから考えよう』と説明して、のらりくらりと引き伸ばした」(Aさん)というケースもあった。  父親になる覚悟ができていないことから子作りを避けたのが、Bさんだ。Bさんは28歳の時に25歳の女性と結婚した。 「妻が28歳になる頃に子供が欲しいと言い出したんですが、理由は『30代半ばまでに子供が小学校に上がれば、最前線の部署にフルタイムで復帰できるから』。理解はできましたが、当時32歳の僕に“パパ”になる覚悟なんて、まったくありませんでした。奥さんと共働きで小さな子供がいる同僚の男が、『週末も含めて自分の時間なんて1分もない』と嘆いていたので、とてもとても……」(Bさん)

あとから意見が変わるケースも

「多忙のせいにしてのらりくらりと引き伸ばした」前述のAさんは、その3年後、40歳を目前にして突然子供が欲しいと思い始めたという。 「自分の体力が衰えてきたから、若く新しい生命に何かを引き継ぎたいという本能なのか……。あらゆる物欲が減ってきて、自分以外の誰かのためにお金を使ってもいいという気持ちが強まったのもあります」(Aさん)  しかし、妻におそるおそる「子供が欲しい」と申し出たところ、「あの時いらないって言ったじゃん。もう遅いよ。無理」と返された。このように、夫と妻の間に生じる「子供が欲しいと思うタイミングのズレ」は、Aさん夫婦に限らずよくある。
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ほしいと思ったときには遅い、ということも…
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