日焼後の肌にいい「レスキュースープ」の作り方。内側からケアしよう
汗だくになったと思ったら、冷房で急速冷凍。夏本番前に、体調不良を訴える人も多いですよね。『管理栄養士が教える美肌スープ』(青春出版社)は、スープで美肌作りを目指す本。著者は管理栄養士、そして日本抗加齢医学会指導士でもある森由香子さん。基本のスープは19種類、アレンジ方法も載っていますので、主食にも早変わりますよ。
本書がなぜ肌に着目したかというと、「美しくて若々しい肌を持っている人は、たいがい身体も健康」で「肌細胞に十分な栄養を届けるためには、内蔵が健康であることが絶対条件」だから。たくさんの栄養が一度に摂れ、消化も良く、作り置きもOKなスープは、まさにうってつけ。
しかも本書は症状別、目的別にメニューが分類されているので、初心者にも簡単に作れちゃいます。

夏だけではなく、もはや1年注意しなければならないのが紫外線。とはいえUVケアでブロックしても、この時期の紫外線ほど強力なものはありません。今日はいつもより肌がヒリヒリする、そんな時のレスキュースープがこちら。
☆ベーコンとキャベツとパセリのスープ
【材料】
※5日分。カッコ内の分量は2人分。
ベーコン(かたまり) 160g(80g)
玉ねぎ 1コ(1/2コ)
キャベツ 1/4コ(1/8コ)
にんじん 1本(1/2本)
パセリ 1枝(1/2枝)
固形コンソメ 2コ(1コ)
水 3と1/2カップ(2と1/2カップ)
塩、こしょう 各適量
<作り方>
1 ベーコンは1.5㎝角の拍子木切りにする。
2 玉ねぎは4等分に切り、キャベツは大きめのざく切り、にんじんは太めの拍子木切りにする。パセリは小房に分ける。
3 鍋にベーコンを入れて弱火~中火で炒める。脂が出てきたら玉ねぎを加え、しんなりするまで炒める。
4 固形コンソメ、水、キャベツ、にんじんを加え、やわらかくなるまで煮る。パセリを加えて、塩こしょうで味をととのえる。
※パセリの独特な香りが気になるなら、水菜に変えてもOK
脇役というイメージが強いパセリですが、調べてみてその栄養価の高さにびっくり。ビタミンCとEは、野菜の中ではトップクラス、おまけにカルシウムを骨に届けるビタミンKや、粘膜や皮膚の健康維持に役立つβカロテンも豊富なのです。「シミ、そばかすの原因を作る活性酸素の働きを抑えるには、ビタミンCとEが大量に必要」と本書。まさに理にかなっているというわけ。
ベーコンとキャベツのスープはわりとポピュラーですが、パセリを足すだけで美肌度はグンとアップ。私も作ってみましたが、パセリの苦味はアクセントとなり、いつもと雰囲気の異なる大人テイストのスープが出来上がりました。
アレンジレシピは、「トマトジュースを加えてトマトスープに」「好みの量のカレールウを加えてカレースープ、またはカレーに」等々。定番だからこその工夫が楽しめます。私はお茶碗半分のごはんを投入しリゾットにしたり、鶏肉を入れてタンパク質を強化してみました。ともに一皿で済むので、片づけも楽チンです。

日焼け後のレスキュースープ
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