糖を断って、脂をとる。牛脂で痩せる「#金森式」ダイエットのレシピ公開
「脂で痩せる」――にわかには信じられないダイエット法が話題を呼んでいます。糖質を徹底的にカットし、代わりに脂質、つまり脂を摂ることで劇的なスピードで痩せていく「断糖高脂質ダイエット」です。
この手法で自らも2か月で90㎏から58㎏へと減量に成功し、以来リバウンドすることもなく3年以上が経過したのは、実業家の金森重樹さん。金森さんが提唱する「断糖高脂質ダイエット」は、いまや「#金森式」としてツイッターでも拡散されています。
中でも金森式でカギとなる食材が牛脂。
「え、すき焼きのときに肉屋でもらう……あの牛脂!?」
そう思った人も多いはず。しかし金森さんが新著『ガチ速”脂”ダイエット』でも書いているように、牛脂とはいえ実はその種類はさまざまなのです。
「牛脂も肉と同じでピンキリです。牛脂はマズイ、と言う人は一度、おいしい牛脂を食べたらイメージが変わるはず。そもそも精肉屋にある無料の牛脂は、人工的に精製されているので避けるべき。賞味期限も明記されておらず、酸化が早いので、あれは肉を焼くときに使うなど、用途は限られます」
では、一体どれが美味しい牛脂?
「ズバリ、飽和脂肪酸がたっぷり入ったピンクの牛脂です。牛脂にも腎臓まわりケンネ脂や背脂、さらに乳カブ(牝牛のおっぱいの脂)などいくつか種類があるのです。これが欲しければ、店頭で『背脂でピンクの牛脂はありますか?』と聞くと良いでしょう。このピンクの牛脂を扱っている店は、僕が運営しているサイト『金森重樹の断糖高脂食ダイエット』の『牛脂マップ』に掲載されています。これは、すでに金森式を実践してきた先駆者フォロワーさんたちによって作られた、ダイエットの集合知ともいえるでしょう」
次に牛脂マップで取扱店を確認して、ピンクの牛脂を手に入れたら、ぜひ自宅で試してみたい絶品レシピをご紹介します。なにより牛脂の扱いに迷ったらまずは炒めてみましょう。
●「牛脂のキノコ炒め」
(材料)2人前
牛脂…150g
マイタケ…100g
マッシュルーム…100g
しいたけ…100g
アボカド1/2個
塩…適量
(作り方)
1)牛脂を一口大のサイコロ状に切って、形が残る程度に焼く。
2)牛脂の脂が出たらキノコ、アボカドを投入し、塩で味付けをして炒める。
1食あたりの糖質0.8g、カロリー793kcal
「森のバター」と言われるアボカドは、栄養価が豊富は100gあたりの糖質は0.9g、脂肪19.7gと断糖高脂質な食材。なおキノコ類でも金森式では、えのき、乾燥きくらげ、干ししいたけ、エリンギ、マツタケは糖質量の観点からNGなのでご注意を。
このキノコ炒め、筆者も作って食べてみましたが、アボカドが効いててなかなか美味。なにより腹持ちがよく、しばらくお腹が空かない不思議な感覚になります。
金森氏の最新刊「ガチ速“脂”ダイエット」では、牛脂のキノコ炒め以外にも取り入れたいレシピが盛りだくさん。コロナ太りを解消したい、なんて人は挑戦してみるといいかも。
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■金森重樹
東京大学法学部卒。25歳のときに1億2000万円の借金を負うも、マーケティングの技術を活用して35歳で完済。その後、行政書士として脱サラし、現在は不動産、ホテル、福祉事業など年商100億円の企業グループのオーナーに。マイナスから超富裕層へと這い上がる。「徹底して理詰めで事に当たる」のがモットーで、長寿やダイエットに関心を持ち、わずか2か月で90kg→60kgの減量に成功。その理論の根幹を成す「断糖高脂質食」をはじめ、栄養学や文化人類学にまで領域を広め、「脂で痩せる」という独自メソッドのブラッシュアップに余念がない
<取材・文/アケミン 撮影/湯浅立志>
おいしい牛脂の特徴とは? 色に着目
「牛脂のキノコ炒め」秘伝のレシピを公開

アケミン
週刊SPA!をはじめエンタメからビジネスまで執筆。Twitter :@AkeMin_desu