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「東京のコロナを持ち込むな」と義両親。単身赴任の夫が帰省できない…

 県外移動の自粛が6月19日に解除され、出張のビジネスマンや旅行する人たちの往来が戻りつつある昨今。しかし、その一方で新型コロナウイルスの1日あたりの感染者数が再び増加に転じるなど不安もあります。
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写真はイメージです(以下同じ)

 新潟県内陸部の某町に住む萩田悦子さん(仮名・37歳/専業主婦)は、義実家近くの一軒家で娘と2人暮らし。夫は東京に単身赴任中ですが、義両親は「私たちが感染したらどうする!」と家族3人で会うことを認めてくれないとか。

県外移動の解除後も単身赴任夫の帰宅を認めない義両親

「コロナに対してかなり神経質になっているようで、私と娘が家を訪ねても2人は室内なのにマスクを着けていたほど。義父母は60代なので感染すれば重症化する恐れがあるので気にするのは仕方ないと思いますが、県外移動が解禁になった後も実の息子である夫にも『帰ってくるな!』と言うのはあきらかにやりすぎです」  ちなみに萩田さんの自宅があるのは、田舎町の中心部から車で20分ほど離れた、かなりの郊外。住民の大半は60代以上の高齢者ということもあって、少し閉鎖的な地域だといいます。 「たぶんお義父さんもお義母さんも近所の人の目を気にしているんだと思います。『○○さんだって隣町に住んでいる娘さん夫婦と会うのを我慢しているのに……』みたいなことを何度か話していたので。  それに例年なら冬場以外の季節は、散歩や日向ぼっこをしている年配の方たちがいるんですけど、今年は緊急事態宣言が解除された後もほとんど見かけません。だから、もし夫が帰ってきたら近所から白い目で見られるかもしれないと不安がっているのかもしれません」  都会とは違って田舎は、住民同士の付き合いが欠かせません。もともと義両親との関係は決して悪いわけではなく、「近所で孤立するような事態を避けたかったんだと思います」と一定の理解を示しています。

単身赴任先に会いに行くことも認めてくれない

単身赴任中の夫と会うのを反対「でも、私だけならともかく幼い娘にまで会うのを我慢させようとするのは間違っています。周りの目が気になるなら私たち親子で夫のいる東京へ会いに行くと話しましたが、義両親はそれにも反対。お義母さんに『あなたたちがウイルスを持ち込んだらどうするの? そうなれば私たちはこの土地で生きていけない』と言われました。  それでも納得はできませんでしたが、今住んでいる自宅は義両親に援助してもらって建てた家。そのため、私も夫もあまり強く言うことができなくて……」  コロナも沈静化にはほど遠い状況で、今のままでは夫といつ会えるのかもわかりません。そこで夫婦で話し合いを重ね、ひとつの結論を出します。 「娘と2人で夫のいる東京に行くことにしました。夫も会社に確認してくれたみたいで、『社宅用に会社が借り上げているマンションに空きがあり、すぐにでも入居できる』と教えてくれたからです。その後、手続きを済ませて夫は今の単身者用の社宅マンションから近々引っ越して、私たちも7月中には行く予定です」

夫の単身赴任先で家族一緒に暮らすことにも反対

 義両親には夫が電話で説明。そのうえで萩田さんからも直接話したそうですが、2人ともこの息子夫婦の決断にも大反対。何度も引っ越しをやめるように言われますが、これを拒否したといいます。 「家族なのに会うことを許してくれないのであれば、一緒に住めば問題は解決します。それでも文句を言われましたが、もう決めたことなので全部聞き流しました。けど、何度も同じこと言い続けるので私も少し頭に来ちゃって、『その理屈で娘を納得させらせますか? 無理ですよね。だったらこれ以上、私たちを困らせないでください』って言って黙らせました(苦笑)。  これで義両親とは昔のように良好な関係に戻ることはないかもしれませんが後悔はしていません。建ててもらった一軒家を今後どうするかはこれからの話し合い次第だと思いますが、あの家に戻ることはニ度とないような気がします」  解決すべき問題はまだありますが、すっきりした様子でそう話す萩田さん。今まで離れ離れになっていた分、今後は家族3人で楽しく過ごしてもらいたいものです。 ―義理実家とのバトル― <文/トシタカマサ イラスト/とあるアラ子> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
トシタカマサ
一般男女のスカッと話やトンデモエピソードが大好物で、日夜収集に励んでいる。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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