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突然ヒットの瑛人「香水」は“正しい一発屋”…ど〜るちぇ&がっば〜なぁの威力がすごい

 ヒットする曲と、そうでない曲。一体、どこに差があるのでしょうか? そのヒントを与えてくれる曲が、シンガーソングライター、瑛人(22)の「香水」です。 瑛人 『香水』 レコード会社や芸能プロダクションに在籍しないインディアーティストにも関わらず、Apple Music、LINE MUSIC TOP 100、Spotify Japanバイラルで軒並み1位を獲得。これは国内初の偉業とのこと。FANTASTICS from EXILE TIRBEの中島颯太(20)が弾き語りカバーをTik Tokにアップしたのをきっかけに、瑛人のオリジナルに注目が集まり、異例のビッグヒットとなりました。

正しい一発屋的なヒットの仕方

 というわけで、もうご存知かもしれませんが、ここまでバズった一番の理由は、サビのフレーズ。<ど~るちぇ あ~んど がっば~なぁ~の>、この節回しが頭から離れないという人が続出して、早くも今年を代表する一曲になりそうな勢いなのです。まさかDolce&Gabbanaというワードが、「どじょっこふなっこ」みたいなメロディで歌われるとは、夢にも思いませんでした。  けれども、<ど~るちぇ あ~んど がっばあ~なぁ~>があまりにも強烈すぎて、他の部分が入ってこない。むしろ、全部聞く気が起きない。言い換えれば、それぐらい絶大なインパクトを誇るフレーズなわけですね。  そう考えると、「香水」は、一発屋の流れをくむヒット曲なのだろうと思います。一発屋には残念なイメージがあるかもしれませんが、ほとんどのミュージシャンが一発も当てられないことを思えば、瑛人はこの一曲を残しただけでも偉大です。  数年後に振り返って、“そういえばコロナで大変だったとき、妙な曲が流行ったよなぁ。<ど~るちぇ あ~んど がっば~なぁ~の>とかいうやつ”といった具合に、アーティスト名や曲名は浮かばなくても、絶対的なワンフレーズだけは思い浮かぶでしょうから。  そんな風に好き嫌いを超えて、頭の中にこびりついて離れない力を持つものが、ヒット曲になるのではないでしょうか。

強烈なワンフレーズといえばこの曲も

 「香水」のMVを見て浮かんだのが、三木道三(現・DOZAN11)の「Lifetime Respect」でした。ふたりともベリーショートのヘアスタイルというのもあるかもしれませんが、強烈すぎるワンフレーズという点で共通しているからです。  あの一生一緒にいてくれやというフレーズだけは、絶対に忘れることはできません。曲自体に何の思い入れはなくても、<一生一緒にいてくれや>の語感とメロディへのハマり具合は、一生ついてまわってしまう。  ただ、Dolce&Gabbanaを完膚なきまでに脱構築した瑛人に比べたら、三木道三も若干スケール感に劣ります。
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