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三浦春馬さん、歌手としての壮絶な緊張感。8月の新譜リリースを前に…

 7月18日に亡くなった三浦春馬さん。俳優や芸能人、映画や演劇関係者からの追悼の声が止みません。  近年は、ミュージカルでドラァグクイーン役を演じるなど、活動の幅を広げていました。なかでも、歌手活動に大きな可能性を感じていたファンも多いはず。8月26日にはセカンドシングル「Night Diver」のリリースも控えており、期待が高まるなかでの悲報でした。
三浦春馬Night Diver(通常盤)

「Night Diver」(通常盤) 8/26リリース( A-Sketch)

“歌ウマ”俳優とは違う本気のボーカル

 その資質は、昨年リリースされたデビューシングル「Fight for your heart」からずば抜けていました。最近の“歌ウマ”俳優ブームとは質感の異なる、本気のボーカルだったからです。  音楽が好きだからやるというより、音楽に対して失礼のないように取り組む姿勢と言えばよいでしょうか。そこでは、アマチュア的な情熱よりも、プロとしての倫理観が勝っている。そんな三浦さんの人柄が現れていたように感じたのです。  誤解のないように、どちらが優れているとか劣っているとかの問題ではないことを、先に申し上げておきます。たとえば、菅田将暉(27)の歌を聴く時、筆者はリラックスした状態にあります。楽曲のテイストや歌詞に込めたメッセージ、いずれも彼の好みが反映されていて、菅田将暉のスピンオフとしてのエンターテイメントを楽しませてもらっている感覚があるのですね。  米津玄師(29)の美しいバラードだろうと、あいみょん(25)とのドキッとするデュエットだろうと、2人組のヒップホップユニット・Creepy Nutsとのコラボだろうと、中心にはその状況を楽しんでいる菅田将暉の姿が浮かんでくる。

三浦春馬さんの壮絶なハイトーンボイス

 一方、「Fight for your heart」の壮絶なハイトーンボイスを耳にしたとき、これは娯楽ではやり過ごせないという感想を抱きました。剣道とか茶道とかでいう、“道”の厳しさに似ているのではないか。それほどの緊張感が漂っていて、アスリートのワークアウトを間近で見たようなスリルをおぼえたのを思い出します。  音楽も、肉体が資本である。そういう当たり前のことを、改めて三浦さんの歌が教えてくれたのです。
三浦春馬 Fight for your heart

「Fight for your heart」(A-Sketch)

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自宅でのインスタライブも全力
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