ジャニーズJr.美 少年の主演ドラマ『真夏の少年』がまぶしすぎるっ
<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>
この夏、令和のスタンド・バイ・ミーともいうべきドラマに心奪われています。それは、注目のジャニーズ Jr.グループ“美 少年”が主演する『真夏の少年』(テレビ朝日系)。
これが、とにかくいいのです!

ある雷の夜、関東近郊のベッドタウン・富室町に1945年からタイムスリップしてきた日本兵・三平三平(博多華丸さん)が現れ、高校2年の“見掛け倒しトリオ”――風間竜二(岩﨑大昇さん)、瀬名悟(佐藤龍我さん)、春日篤(浮所飛貴さん)に出会います。
3人は三平の出現に驚きますが、この夏を共に過ごすことを持ちかけ、両者は時空を超えた友情を育んでいき……というのが物語の大筋。ここに優等生の柴山道史(那須雄登さん)、化学ヲタクの山田明彦(藤井直樹さん)&漫画家志望の和彦(金指一世さん)兄弟も加わり、さまざまな事件が起こります。
海辺の町、気の合う仲間、秘密基地、学校、恋、動画配信、謎、親とのバチバチなど、青春をおもしろくする要素がてんこ盛り。それでいて、少年たちの誰もがスレていなくて可愛くて、見ていてホッとするのです。
このカラフルな“美 少年”たちは、まるでフルーツバスケットのよう。
それも、こじゃれたフルーツパーラーのそれでなく、夏休みに訪ねたおばあちゃんの家にあるような、懐かしくもおいしそうな“果物盛り合わせ”の風情があります。
流行り廃りに左右されない普遍的な魅力は、役柄はもちろん、彼ら本人にも通じます。
まず、岩﨑さん演じる竜二は、お調子者で気のいいバナナのよう。
リーゼントにサングラスでキメているけれど、どこかユーモラスで茶目っ気があって。“カッコだけの見掛け倒し”と言われていますが、一皮剥くと無垢な真心が顔を出すところも、それらしくいとおしい。
佐藤さん演じる悟は、たてがみのように派手な金髪がパイナップルを思わせます。
華やかな外見は、平凡な家庭を退屈に思うが故の無言のアピール、なのでしょうか。けれど家族仲もよく、友にも向けるジューシーな情の厚さが、パインの甘酸っぱい果肉と重なります。

海辺の町、気の合う仲間、秘密基地etc…
美 少年は“フルーツバスケット”みたいなグループ
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