ナギサさんで人気の大森南朋の父は芸能人。意外な二世芸能人5選
数多の「二世」が存在している芸能界。今年も“原石”たちのデビューが報じられました。
親のコネクションでヌルッと芸能事務所に所属できたとしても、そこから“独り立ち”できるかはまた別の話。いつまで経っても「●●の息子・娘」と呼ばれたり、いつの間にかいなくなったり。
もちろん、親の看板など不要としている人も多数。大御所ほどその傾向は強くなるため、若い世代は「あの人も有名人の子だったの!!」と驚くことがあるのではないでしょうか。
大ヒットドラマに出演したあの俳優も実はそうなんです。「若者は知らないかもしれない、意外な二世芸能人」を紹介しましょう。
ドラマ『半沢直樹』(TBS系)で大手銀行の頭取役を演じ、作品に重厚感を与えている北大路欣也(77)。1956年公開の映画『父子鷹』で12歳でデビューして以降、長きにわたり日本の芸能界を支えてきたことはご存知の通りです。
父は東映の看板俳優だった市川右太衛門(享年92)。“ドル箱シリーズ”と言われた『旗本退屈男』で時代劇映画の黄金期を築き、主役しかやらないというトップスターでした。『父子鷹』は親子共演作です。
2015年には、芸術などの分野に貢献した人に贈られる「旭日小綬章」を受賞した北大路。今年喜寿を迎えましたが、ドラマや映画、CMなどオファーが途絶えることはありません。「北大路さんほど威厳や貫禄のある俳優はいない」という業界の評は、一般視聴者も感じるところ。元気な限りカメラの前に立ち続けてもらいたいですね。
大森南朋(俳優)
今夏、話題をかっさらったラブコメディドラマ『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)で、スーパー家政夫、ナギサさんを演じた大森南朋(48)。ヒロインを優しく支える姿に癒される女性が続出し、新たなファン層を獲得しました。 父は、白塗りの演劇集団を率いる舞踏家で俳優の麿赤兒(まろ・あかじ、77)。ハリウッド映画『キル・ビル』(2003年)やNHK大河ドラマ『篤姫』(08年)などに出演し、昨年の大ヒット映画『翔んで埼玉』では主人公(GACKT)の父親を演じました。
今年5月に大森が自身のインスタで、幼少期に撮った父親とのツーショット写真を公開。口ひげに恰幅の良さがわかるコート姿、《この頃すでに父親が放つ圧倒的な覇王色に気づいてしまっていた…》というキャプションにも納得のボス感です。
血筋なのか、やり手ファンドマネージャーや忠義に厚いヤクザ、権力に屈しない法医学者など、ワイルドで圧のある役が多かった大森。『わたナギ』で「かわいいおじさん」の一面を見てしまった今、あと何作かはその余韻に浸りたいものです。