Entertainment

NGワード連発の女性ラッパーも選出「世界で最も影響力のある100人」の顔ぶれ

 アメリカの雑誌『タイム』による毎年恒例の「世界で最も影響力ある100人」が発表された。今年特に注目を集めているのが、過激すぎる曲で世間をあ然とさせたラッパーのミーガン・ジー・スタリオン。大物セレブらと並び、100人のリスト入りを果たしたミーガンとは、一体どんな人物なのか?

“ヤバすぎる歌詞”で話題沸騰の女性ラッパー

ミーガン・ジー・スタリオン

ミーガン・ジー・スタリオン

 セレーナ・ゴメス、ジェニファー・ハドソン、ガブリエル・ユニオンといった有名人と並び、「世界で最も影響力ある100人」のリスト入りを果たしたミーガン。7月には、交際相手から銃撃され負傷するというトラブルに巻き込まれてしまったが、その後リリースしたカーディ・Bとのコラボ曲『WAP』は大ヒットを記録、人気ラッパーとして旋風を巻き起こしている。  現役の大学生ながら若手アーティストとしての地位を築きつつあるミーガンと、ストリッパーから大人気ラッパーにのし上がったカーディとのコラボ曲『WAP』は、大きな話題を集めていると同時に物議も醸している。  まずタイトルの『WAP』は、あるセクシャルな言葉の略。歌詞には「私のWAPが欲しいなら……」といった過激な表現がずらっと並び、あのYouTubeもアーティスト側に「表現を緩和するように」との通達を出したといわれている。  実は、ワーナーミュージック・ジャパンが日本語字幕付き動画を公開しているが、多くの歌詞は白塗りされている状態。それだけ性的なワードが連発されているということだ。  TikTokでは、10代の若者を中心に大人気となっているこの曲。保守派の政治家からは「聞くに堪えない」と怒りの声も上がっている一方で、リベラル派からは「女性が自らの性や性的欲求をオープンに語れるようになった」と肯定的な意見も多く、政治的な論争にまで発展しているそうだ。『WAP』は単なるエロ動画にとどまらず、性やジェンダーをめぐる問題を議論する起爆剤にもなったのだ。  そんな大きな影響力を持つミーガンについて、黒人女優のタラジ・P・ヘンソンはタイム誌にこんな紹介文を寄せている。 「彼女には強さがある。脆(もろ)さのなかに、強さを兼ね備えています」 「彼女は、母親、父親、そして祖母と多くの家族を亡くしています。にも関わらず、自らを奮い立たせ、不屈の精神を見せているのです」
 タラジが語ったように、ミーガンは昨年3月に母親を、その直後に祖母を亡くしている。また父親も10代で他界している。  現在、米南部ヒューストンにあるテキサス・サザン大学で健康管理学を学んでいるミーガンだが、人気ラッパーとして多忙を極めるようになっても、「亡くなった母が誇りに思ってくれるように、大学はちゃんと卒業したい」と明言。また父を亡くした後、経済的に苦しかった時期もあったが「母と祖母たちのおかげで乗り切れた。彼女たちを見て、強い女性は何事も可能にすることを知った。私もそんな強さを持ちたい」と語っている。

日本からは誰が選ばれた?

 過去には、安倍前首相や小池百合子都知事、ソフトバンクの孫正義氏、ユニクロの柳井正氏、片づけコンサルタントのこんまりこと近藤麻理恵さんなどが選ばれている「世界の100人」。今年は、日本からはどんな人物が選ばれたのだろうか?  まずは昨年に続き、テニスの大坂なおみ選手が選出された。大坂選手は、全米オープンで人種差別問題について訴えたことが評価された。  紹介文を寄せたバスケットボールのアメリカ女子プロリーグ、WNBAのマヤ・ムーア選手は「勇気、意志を持ち、何かを成し遂げるのは、そう簡単なことではない。彼女は自らの才能、声、プラットフォームを活用し、黒人やマイノリティーの人たちの命の尊さを示した」と称賛している。  性的暴行被害を勇敢に告発したジャーナリストの伊藤詩織氏も選ばれた。被害を実名で訴え、日本の女性に変化をもたらした伊藤氏。これがきっかけとなり、日本で#MeToo運動が広まったことが評価された。

昨年に続き、なぜか“あの人”の名前も……

 このほか、ショービズ界からは人気歌手のザ・ウィークエンド、売れっ子俳優のマイケル・B・ジョーダン、タキシードドレスなど独特のファッションで注目を集める俳優ビリー・ポーターの名前が挙がっている。  そして、昨年に続きドナルド・トランプ米大統領の名前も……(ちなみに、100人は必ずしも「良い影響を与える人物」のみを選んでいないといわれている)。また、そのトランプ氏のライバルであるジョー・バイデン米元副大統領もリスト入りを果たしている。  さらに、黒人差別反対運動「ブラック・ライヴス・マター」の発起人であるアリシア・ガーザ、パトリッセ・カラーズ、オパール・トメティも選出された。  同誌のCEOで編集長のエドワード・フェルゼンタール氏は、こう綴っている。 「『タイム100』は、常に世界、そしてそれらを形作る人々を映し出してきました」 「彼らの活動は、より健康で、より回復力があり、またサステイナブルで公正な世界へ向けて私達一人一人が影響をもたらせるよう挑戦しているのです」  さて、来年はどんな人物が選ばれるのだろうか? <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
Cxense Recommend widget


あなたにおすすめ