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「土日に5人とデート」の37歳男性医師。婚活、仕事、勉強に焦る30代の不安

 こんにちは、恋愛ジャーナリストのおおしまりえです。 イラスト

仕事、結婚…人生の優先順位に悩む

 最近になって、20代30代というのは人生で思っている以上に“重要な時期”なのではないかと思えてなりません(もちろん40代以降が重要じゃないと言うわけではありませんが)。  というのも、20代30代には、就職・結婚・出産といった、人生全体の満足度を左右するイベントがぎゅうぎゅうに詰まっているからです。この20年間で行うことの多いこれらのイベントをしくじると、その後の幸福度が大きく変わると思う。だから失敗はしたくない。  と、すでに離婚歴のある身でしみじみ思うのですが、今回話を聞いた弘明さん(仮名・37)は、そんな人生で何を優先したらいいのか、不安を募らせる一人かもしれません。

医者をしながら大学院進学と婚活をする、超忙しい男性

 医師として働く弘明さんは、昨年から自分の学びたいことを追究するため、大学院での研究をスタートさせました。現在は医師として勤務しつつ研究を進めるという超多忙な生活。そんな忙しさの中で、婚活をスタートさせたといいます。 「2019年の2月に複数社のアプリを登録しましたが、その時は様子見という感じでした。でもコロナになり積極的に婚活した方がいいかなと思い、現在までに30人程度と会っています。多い時は土日の2日間で5人に会ったりしますが、正直自分でも目的とか気持ちが良く分からない状態かもしれません」
医者

写真はイメージです(以下同)

 こう話す弘明さん。そもそも仕事と学業で明らかにオーバーワークそうなのに、さらにアプリを駆使して婚活をするモチベーションはどこにあるのか。話を聞くと、それは“焦り”だといいます。 「最近は合コンの誘いもほぼなくなりました。周りからも35を過ぎたあたりから『その年齢まで独身って、何かあるのでは?』という見方をされることもあります。改めて自分の人生を考えると、大学院を卒業する頃は40歳で、医師というステータスがあっても結婚はキツそうだなと思いまして。なんで大学院に入る前に婚活を終わらせなかったんだと、不安になっていました」
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人生に後悔はないと言い切るが……
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