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Vol.17-2 カードで月40万円使う暗い妻。「妻は毒親に洗脳されてた」

ぼくたちの離婚 Vol.17 わが子を、わが手に #2】前回までのあらすじ】  大手電機メーカーに勤める谷口和成さん(仮名/現在48歳)は、28歳の時に1つ歳上の明子さん(仮名)と結婚するが、子作り観の違いからセックスレスに。その後明子さんの不倫により、結婚11年目で離婚に至る。しかし子供がどうしても欲しいと願う谷口さんは、すぐさま行動を起こした。

3回しか会っていない女性と、3ヶ月で結婚

 谷口さんは、明子さんとの離婚が成立したその週に、日本の結婚相談所に登録した。駐在先である東南アジア某国からの、リモート婚活だ。条件に合う相手複数人と次々約束をとりつけ、帰国時にまとめて会う。トータルで20人は会った。  谷口さんはそのうちのひとり、当時28歳だった葉月さんと、たった3ヶ月の交際で結婚を決める。
※写真はイメージです

※写真はイメージです(以下同)

「しかも、僕が帰国時に東京で1度、彼女が住んでいる関西の某県庁所在地で1度、そして僕の駐在先に渡航してもらって1度の、合計3度しか会っていません。3度目に肉体関係を持ちました」  それにしても、急ぎすぎではないのか。 「僕はもう39歳になっていましたし、駐在期間は最低でも4年と言われていました。帰国後にのんびり婚活して、再婚して、子供を作るなどと悠長なことは言ってられないなと」  とはいえ、少しだけ懸念材料もあった。 「葉月はなんというか、いわゆるメンヘラチックな女性でした。情緒のアップダウンがとにかく激しい。過去の交際経験を聞くと、自分が精神的に病んで終わったとか、親友に彼氏を取られたとか、そんなのばかりで。不幸オーラもすごかったです にもかかわらず、谷口さんは葉月さんを再婚相手に選ぶ。 「まず、前妻の明子とは正反対の女性と結婚したかったんです。明子は交友関係が広く、野心や向上心が強くて、自分の信念を絶対に曲げない人でした。だから子作りの方針にも同意してくれなかったし、自分の欲求不満を外の男で解消してしまった。葉月は真逆で、容姿も佇まいもとにかく清楚で地味。自己主張も少ないように感じました」 「病み」や「不幸オーラ」は気にならなかったのか。 「僕は一度結婚に失敗して修羅場を乗り越えていたので、離婚を通じて自分の器が大きくなったと思い込んでいました。並大抵のことでは心が折れない自信があったんです。むしろ、生きづらくて困っている女性を救ってやろう、くらいの。 僕、昔から『好きな子が川で溺れかかってるのを助ける』みたいなシチュエーションが夢だったんですよ。不謹慎ですけど、不幸な人を見るのが嬉しいというか、困っている人を助けたい欲というか。……完全に自分を過信していました」

友人がおらず、結婚式をしたがらない妻

 トントン拍子で結婚が決まったが、違和感もあった。 「普通、結婚が決まったら、お互いの親友にパートナーを紹介するじゃないですか。ところが葉月は、そういうのが全然ないんです。結婚前も結婚後も、葉月から友達を紹介されたことは一度もありません。本人曰く、『仲のいい友達に彼氏を奪われたことがあるから、友達なんて信用できない』。だから、結婚式もしませんでした。したくもないし、呼ぶ人なんていないからと」 「結婚式をやりたがらない妻」「友達に会わせてくれない妻」が危険だという説は、多くのバツイチ男性が唱えている。筆者も今までの取材で幾度となく聞いた、定番の離婚フラグだ。さらに葉月さんの場合、家族の紹介に際しても不審な点があった。 「葉月の両親はともにバツイチで、葉月は母親と前夫との間の子です。父親と前妻との間には男女ひとりずつ子供がいて、葉月にとっては腹違いの兄と姉にあたります。ところが、葉月はその姉と兄になかなか会わせてくれないんですよ。結婚式をしないなら、せめて親兄弟には挨拶するのが筋なのに、『うちのお姉ちゃんは変わってるから』って」  そこで「変だ」とは思わなかったのか。 「葉月の両親がふたりとも離婚経験者であることに、僕はむしろ親近感を抱いていました。苦労されたんだろう、きっと僕のことも理解してくれるに違いないと。めぐり合わせだなとすら感じました。なりより、早く子供を作らねばと焦っていましたからね。自分は40前のバツイチですから、贅沢なんて言ってられません。多少の違和感は目をつぶろうと
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駐在先での不自然すぎる行動
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