美しい姿勢になる背筋トレーニング。“深層の筋肉”を鍛えるべし
柔道整復師/パーソナルトレーナーのヒラガコージです。今回は美しい姿勢に欠かせない「背筋」とその鍛え方を紹介していきます。
美しい姿勢を作る上で重要になるのが背筋です。背筋には体表に近くにありダイナミックな運動で活躍するアウターマッスルと、深層にあって姿勢保持に活躍するインナーマッスルの2種類があります。
普段から姿勢が悪かったり、運動不足が積み重なったりすると、姿勢保持をアウターマッスルが行うようになり、背すじのラインが崩れてしまいます。
姿勢の良さを獲得するにはインナーマッスルを強くし、アウターマッスルをしなやかにしておく必要があるのです。
ではインナーマッスルを鍛えるために一番おすすめなのはバランストレーニングです。
インナーマッスルが上手く使えていない理由は、不安定な場所で姿勢保持する機会がないからです。そのため、インナーマッスルを使うためにはバランス力を求める環境が重要です。
例えばバランスボールは、ただボールに座るだけでも不安定かつボールの程よい反力を体が受けるため、インナーマッスル主導にシフトします。
他にも片足立ちやバランスディスクといったトレーニングギアを活用することでインナーマッスルを活性化させて良い姿勢を作ることができます。
インナーマッスルが姿勢保持に重要であると説明してきましたが、それに伴って重要になるのがお尻を中心とした下半身の筋肉です。
姿勢の悪さは下半身の弱さからも強い影響を受けます。そのため、運動不足や歩く時間が短いなどの理由で下半身の筋肉が弱い人や、股関節などの関節が硬くなっている人は美しい姿勢を維持するのがむずかしいです。
姿勢をよくしようとするのならば、背骨や上半身だけに注目するのではなく、下半身の弱点も克服できるよう意識しましょう。次に紹介するトレーニングをやってみてくださいね。
ポイントは「内側の強さ」と「外側のしなやかさ」
バランストレーニングが効果的
姿勢保持には下半身も重要
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