人気歌姫、元彼のファンから「ひどく差別的な中傷」をされ続けていた
2014年ごろより、イギリスの人気俳優ロバート・パティンソン（34）と交際していた歌姫FKAツイッグス（32）。2017年に破局したものの、一時は婚約するほどアツアツだった2人だが、交際中にはロバートのファンからひどい人種差別を受けていたという。FKAツイッグスへの誹謗中傷をめぐっては、ロバートがかつて強い怒りを表したこともあったが、おさまることはなかったようだ。
先日、ポッドキャスト番組『グラウンデッド』に出演したFKAツイッグス。番組のインタビューのなかで、以前交際していたロバートのファンから「地球上で最も傷つくような」言葉を浴びせられ続けていたことを明かした。
「地球上で最も人を傷つけるような、無教養でひどい呼び方をされたこともあった」
「ロバートは彼女達にとって素敵な白人の王子様で、白人で金髪の誰かと付き合うべきだと思ってたのよ」
ヴァンパイアと女子高生の禁断の恋を描いた大ヒットシリーズ『トワイライト～初恋～』で、美しきヴァンパイアを演じ、大ブレイクしたロバート。今やイケメン俳優の代表格として女性人気も高いことから、FKAツイッグスとの関係を快く思わないファンも多かったようだ。
さらに、何かを着たり、何かをしたりするたびに、「猿みたい」と揶揄されることも多かったと告白したFKAツイッグス。そのうちに自分の姿を見ると「自分が猿のように見えた。人からそう言われないように、なんとかしなければと思っていた」とも語っている。
ジャマイカ人の父とスペイン人の母を持つFKAツイッグスは、いわゆる白人風な外見はしていない。本来、それを他人からとやかく言われるようなことではないのだが、「彼は白人女性と付き合うべき」と言われたり、ときに人種差別的な意味合いを含む「猿みたい」と言われたりしたことで、自分の外見が嫌いになってしまったこともあったという。
FKAツイッグスは当時を振り返り、「あれはつまりイジメ。心理的に影響を及ぼすものよ」としたうえで「本当に悲しい事よね」と語った。
ロバートとの破局から数年が経過した今では、すっかり落ち着いたようで、「みんなに知ってもらいたいのは、今では自分の外見が大好きになったということ。自信もついたし、気分もすごくいいの」と明かした。その一方で、「あのときは、人の目が気になり、自分を醜いと思うようになってしまった。すごく不当なことだと思う」と憤りを見せた。
FKAツイッグスに対し、差別的なツイートを繰り返していたのはロバートのファンだといわれているが、このなかにはロバートの元恋人クリステン・スチュワートのファンも多く含まれていたと伝えられている。人気シリーズ『トワイライト』で恋人役を演じたロバートとクリステンの交際は、当時大きな注目を集めると同時に、ホットなカップルとして好意的に受け止めているファンも多かった。
そのため、ロバートがクリステンと破局後、FKAツイッグスと交際したことに納得がいかなかったファンも少なくなかった。その怒りの矛先がFKAツイッグスに向かい、「クリステンは美人だけど、あんたはブス」といったような、いわれのない中傷をうけることになってしまったようだ。
「白人と付き合うべき」止まぬ中傷コメント
かつて交際していたFKAツイッグス（左）とロバート・パティンソン（右）
ひどい言葉を浴びせられて自分の外見が嫌いに
元カノと比較して「ブス」と書き込むファンも
FKAツイッグスとロバートが交際中だった2015年には、ロバートがインタビューのなかで人種差別に言及し、ネット上で差別的な言動を繰り返す人々に怒りをあらわにしたことも。ただそれでも、人種差別ツイートや誹謗中傷がおさまることはなかったようだ。 ただ、人種差別とは関係なく、単純に交際に納得がいかないファンが、憂さ晴らしのためにネット上で批判を展開するケースも。たとえばジャスティン・ビーバーの妻ヘイリー・ビーバーは、夫の元恋人セレーナ・ゴメスと常に比較されていることを明かし、「私は人々に色々なことを言われ、比較されてきた。それによって、自分が女性として物足りないんじゃないかと思わされることもあった」とつらい胸の内を明かしている。 かつて「ジェレーナ」と愛称がつけられるほど、ファンの間では支持されたカップルだったジャスティンとセレーナ。その2人の関係を壊した悪者としてヘイリーがバッシングされているのだ。ジャスティンは愛妻を守るべく、執拗に攻撃しようとしている一部のファンを公然と批判し、そうした行為をただちに止めるように強く求めている。 FKAツイッグスとヘイリーのパターンはやや異なるかもしれないが、いずれにしてもネット上で誰かを誹謗中傷することは決して許される行為ではない。 ＜文／BANG SHOWBIZ、女子SPA！編集部＞
