彼の職場に差し入れに行くと、衝撃の事実が…。恋に臆病になってしまった話
「まさか彼が私のことを、あんなふうに言っていたなんて……。すごくショックでした」
自身の恋愛を振り返り、そう漏らす藤田優花さん(仮名・29)は、とある男性の裏切りに深く傷つき、誰かと付き合うことが怖くなってしまいました。
優花さんはマッチングアプリで知り合った年下男性と付き合うことに。彼は最初から熱烈なアピールをしてきました。
「付き合う前から、“本当にタイプ”とか“結婚前提で付き合いたい”と言ってくれて、嬉しかったです」
こんなにも自分を求めてくれる人がいる――。その事実は、2年ほど彼氏がいなかった優花さんの心に刺さりました。
「付き合ってからも、毎日LINEで“本当に好きすぎる”とか、“こんなどタイプな人と出会えて幸せだ”とかいろいろ言ってくれて、すっかり舞い上がってしまいました」
しかし、付き合う中でひとつ、問題が。
「彼は大工で土日も出勤することがあったので、なかなか休みが合わなくて。会えないストレスを彼にぶつけて、喧嘩をすることが増えていきました」
このままだと、この恋が終わってしまう……。そう思った優花さんはお昼休憩の時間を狙い、彼の職場へ差し入れを持っていくようになりました。
「時には、電車で1~2時間かけて会いに行ったのに、10分ほどしか休憩時間に話せなかったこともありましたが、少しの時間でも彼に会えれば幸せでしたね」
差し入れに選んでいたのはドーナツやどらやき、プリンなどのデザート。夏には塩分チャージができる飴やスポーツドリンクも持っていきました。
「肉体仕事だからこそ、甘いものを口にして、少しでも体の疲れがとれたらいいなと。彼の分だけじゃなく、その日、現場に何人いるか聞いて、人数分の差し入れを持って行っていました」
そうしているうちに、優花さんは彼の上司や後輩とも親しくなり、会話をするように。時には彼も交え、一緒にお昼ご飯を食べることもありました。
そんな日の別れ際、彼は決まって「ありがとう。本当にいい奥さんになってくれそうで心強いよ」と優花さんに感謝。未来が見える言葉を聞くたび、胸が躍りました。
大工の彼から猛烈アピールをされて

※画像はイメージです(以下、同じ)
休みが合わず、職場へ差し入れを持っていくように

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