『おじさまと猫』の草刈正雄に狂気を感じる…ぬいぐるみ猫に愛が炸裂
1月にスタートした、草刈正雄(68)主演のドラマ『おじさまと猫』(テレビ東京系水曜深夜0時58分~)。主人公の神田冬樹(草刈正雄)は、愛する妻に先立たれふさぎ込んだ生活を送っていました。そんなとき、ペットショップで売れ残っていた猫の「ふくまる」と出会い、衝動的に飼うことに。
周囲の心配をよそに、ふくまるとの生活は孤独だった神田に、温かく優しい日々を運んでくるのでした。おじさまと猫が心を通わせあい、寄り添いながら生きていく描写が「心が温まる」「泣ける」と、話題になっています。
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本作は、桜井海氏の同名コミックを原作としているのですが、草刈のビジュアルは神田そのものでまさにハマり役。さらに、チャーミングなふくまるの声を神木隆之介(27)が見事に演じています。
そんな万全な配役の中、第一話に登場したふくまるですが、なんとぬいぐるみ。登場シーンに二度見した人もいたのではないでしょうか。動物が主役を努めたドラマは過去にも多くありましたが、その役をぬいぐるみがつとめるというのは初めて見ました。
しかし、原作のふくまるは人間以上に喋ったり表情も豊か。そんなふくまるをドラマで演じるとなれば、本物の猫よりもぬいぐるみの方が適任なのかもしれません。実際にぬいぐるみのふくまるは、セリフにあわせて見事な動きをみせてくれています。
ぬいぐるみではあるものの、「パパさ~ん」と草刈に飛びつくふくまると、ふくまるを優しく抱きしめる草刈の姿は見ていてほっこりします。草刈と神木の演技力がふくまるに命をふきこんでおり、演技派の俳優陣のすごみを感じます。
ただ、ふくまるの動きが激しかったりすると、躊躇することなくふくまるについたワイヤーが見えます。そこで、ふくまるがぬいぐるみであることを実感するのですが、一度、ふくまるをぬいぐるみだと思ってしまうと、ドラマに戻るまで少し時間がかかり、ぬいぐるみを愛おしそうに撫でる草刈の演技力に狂気を感じます。
ぬいぐるみ!? まさかの展開に二度見


時折シュールに感じる

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