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コロナで話題「パルスオキシメーター」個人購入はアリ?持つ意味がない人も

 血液中の酸素飽和度を測定する「パルスオキシメーター」。最近では一部スマートウォッチにも機能の一部として搭載されるなど、健康のバロメーターとして身につけたいと考える人も増えつつあります。
パルスオキシメーター

パルスオキシメーター(写真はイメージです、以下同じ)

 ネット上で「パルスオキシメーター」と検索すると、1000円台から数万円するものまで様々な商品がヒット。個人で簡単に購入することができます。しかし、中には粗悪品とみられるものも紛れており、他社製品の「医療機器認証番号」を不正に使いまわしている業者までいるとか(朝日新聞デジタル、2021年1月20日)。  医療機器製品を販売するためには、製品に「医療機器認証」取得の必要があり、認証を取得した製品に付与される番号が「医療機器認証番号」です。「パルスオキシメータ」等の医療機器製品を扱う株式会社ちゃいなび は、1月18日に「弊社の医療機器認証番号等を無断転載しているショッピングサイトに関する注意喚起」を公式サイトで公開、無断使用商品ページの一例も示しています。  こうした事情や医療現場で不足することを背景に、「個人購入は控えて」と呼びかける医師やメーカーも。そもそも、パルスオキシメーターを健康管理ツールとして個人で入手・使用することに、意味はあるのでしょうか? 医師の中でも様々な意見がある中、今回は東京都・江戸川病院 腫瘍血液内科部長の明星智洋(みょうじょう・ともひろ)先生に話を聞きました。

パルスオキシメーターの役割とは

――パルスオキシメーターとは、どんなものでしょうか。使うことで何がわかるのでしょうか? 逆に、何はわからないのでしょうか? 明星智洋先生(以下、明星)「手足の指に比較的小さな器械を装着するだけで、血中の酸素飽和度を測定できるものです。測定により、体の中に酸素がどれほど入っているのかがわかります。それ以外は、脈拍を測ることができます。もちろん、コロナウイルスに感染しているかどうかはわかりません。  酸素飽和度が低下していた場合、肺や心臓にトラブルが起きていることが推測されます。その場合は、より詳しく採血で血液ガス分析をおこなったり、胸部レントゲン検査を行うなどして、精査をおこなっていきます。酸素飽和度が94%以下になれば、酸素投与が必要な場合があります」

健康管理のバロメータとして持つ意味は?

――新型コロナ感染の診断はできないまでも、体温計と同様に「健康管理のバロメータ」として個人がパルスオキシメーターを持つ意味はあるでしょうか。 息苦しい男性明星「通常の健康体の方が持つ意味はほとんどないと思われます。血中の酸素飽和度が低下するような状況があれば、かなり息苦しくなりますので、パルスオキシメーターを装着する以前に緊急で病院に受診したほうが良いと思います。  すでに病院で肺気腫や心不全などと診断されているような方は、病気の状態を評価するためには有効と思われます」
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新型コロナと診断され自宅療養中なら、使用は有効
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