ぽっこり下腹にサヨナラ、筋肉を“伸ばして痩せる”ストレッチ
宅トレがブームになってから、筋トレ動画も一般的になりました。でも中には「ムダなお肉がついてトレーニングしても落ちない」と嘆いている人もいます。
『1分でみるみる細くなる! 激やせストレッチ』の著者、中川裕喜氏によれば「筋トレの多くは筋肉を縮める運動です。激やせストレッチはその逆で、縮んだ筋肉を伸ばしながら運動するので効率的にエネルギーを消費でき、さらにしなやかなボディラインを作れるんです」というではありませんか。
中川裕喜氏が運営するYouTube『バレエストレッチチャンネル』は登録者数50万人突破、1分で手軽に続けられるのが人気の理由ではないでしょうか。
本書の表紙にも書かれている「やせポジ」、ここを押さえれば準備はOK。「やせポジ」とは「全身の筋肉がバランスよく使えている姿勢(ポジション)」のこと。本書から、下腹に特化したやせポジ診断をしてみましょう。
・猫背、または下向きの姿勢が多い。
・パソコンやスマホを見る時間が長い。
・肩こりや腰痛を感じることがある。
・ダイエットしても下腹のお肉だけ落ちない。
・体を伸ばす運動をまったくしていない。
ひとつでもチェックが付いた人は要注意です。「やせポジじゃないとトレーニングしても効果なし」と本書。ウォーミングアップで、下腹をやせポジに整えましょう。
下腹とは、贅肉がつきやすくなかなか落ちない部位。リモートワークにテレワークで、猫背や巻き肩に悩まされている人も多く、すなわち私達は下腹ぽっこりになりやすい環境にいるのです。本書いわく、「猫背や巻き肩の姿勢の人は、みぞおち周辺の筋肉が縮こまっています。この部分をほぐすとストレッチ効果が高まり、お腹まわりだけでなく、全身の激やせにつながります」。超簡単なので、仕事の合間にもピッタリです。
☆みぞおちほぐし
1. (20秒~30秒)
両手でみぞおち付近を触り、親指以外の指を1㎝ほど押し込んでほぐす。ぐりぐりと、指で回すようにほぐす。
2. (20秒)
あばら骨の下に親指以外の指を1㎝ほど押し込んでほぐす。指をあばら骨の形に沿わせるようにしてほぐす。
3. (20秒~30秒)
うつ伏せになり、両手をついて状態を反らす。両足は肩幅に開く。
いかがでしょうか。お腹は一見やわらかそうな部分ですが、触ってみると痛みを伴う部分やかたい部分があることに驚きます。痛気持ちいい程度にほぐしていくと、体があたたまってくるから不思議です。この状態からステップ3の状態反らしにいくと、筋肉が心地よく伸びているのが実感できました。お腹の筋肉がやせポジにセットされた瞬間かもしれません。
身体のためのやせポジとは

お腹はけっこう凝っている



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