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「ゆるふわ服を着ると老ける人」はなぜ?“顔タイプ診断”で似合う服を知る

 こんにちは、ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。「年齢とともに、似合うと思っていた服が合わなくなってきた」「クローゼットをアップデートしたい」。そんな時に頼りにしたいのが、骨格診断やパーソナルカラー診断。でも、こういう診断って結果に納得はできても、それにマッチする服をちゃんと見つけられないんですよ……。
パーソナルカラー診断

パーソナルカラー診断(写真はイメージです)

 そこで今回は、月額制ファッションレンタルサービス「airCloset(エアークローゼット)」のリアル店舗、「airCloset×ABLE(エアクロエイブル)」を訪問。パーソナルスタイリストで店長の熊谷麻衣子さんに、女性に多いファッションの悩みと解決策について話を聞いてきました。「好き」も「似合う」も両方叶える洋服選びの秘訣とは……!?

診断をやっても、似合う服を選ぶのが難しいのはなぜ?

――似合う服が分かるようになる診断系といえば、骨格診断やパーソナルカラー診断などがありますよね。正直こういう診断系って、どれが一番参考になるのかが分からなくて。 熊谷さん(以下、熊谷)「そうですね、まず服が“似合っている”と感じる大きなポイントは“顔の雰囲気と服のテイストがマッチしているかどうか”です。例えば、顔のパーツが大きくて、彫りが深い大人っぽい顔立ちの方が、カジュアルで子どもっぽい服を着ると違和感を覚えやすくなります。 ――う……たしかに! 大人っぽさが変に転んで、老けて見えてしまったり。 ファッション迷子熊谷「骨格診断は、“スタイルが良く見える形や素材”を知るもの。パーソナルカラー診断は“ボディーカラーに似合う色”を知るためのもの。じつは顔立ちと服のテイストがマッチしているかどうかまでは、これらの診断では読み解けないんです。  両方の診断を受けたのに結局、似合う服が見つからないというのは、ご自身の顔立ちと服のテイストの組み合わせが合っていないのかもしれません」

自分の「テイスト」を最初に知ると、服選びしやすい!

――なるほど。ということは手っ取り早く、「似合う」と思える服を知るには、「顔タイプ診断」が一番良いのでしょうか? 検索すれば色々出てくるし、本もあります。 熊谷「『似合う服がまったく分からない』という方にとっては、一番はじめに顔タイプ診断を受けて、自分の“テイスト”をつかむ方法がしっくり来ると思います。というのも、ファッションに色々ある“軸”の中で、“テイストのズレ”が一番、違和感につながりやすくステキに見えにくいからです。
airCloset×ABLE

airCloset×ABLEのパーソナルスタイリストで店長の熊谷麻衣子さん(写真提供:airCloset×ABLE)

――テイストってつまり、きれいめとかカジュアルとかいう、系統や方向性のようなものですよね? 熊谷「その通りです。人の顔には大きく、大人顔(顔のパーツが上の方にあるなど)or子ども顔(顔のパーツが下の方にあるなど)という軸と、曲線顔(女性らしい印象が強い)or直線顔(かっこいい印象が強い)という軸があります。『顔タイプ診断』はこの2軸を掛け合わせて似合うお洋服の系統やスタイルを方向づけたもので、軸を整理したマトリクス表の中で『フェミニンタイプ』『クールカジュアルタイプ』など8つのタイプ分けをしています」
マトリクス

airCloset×ABLEが使用する「パーソナル顔タイプ診断」のマトリクス表。パーツの位置や形を分析し、8つのタイプに分類(画像提供:airCloset×ABLE)

――8つのタイプにはそれぞれが得意とする服の素材やデザイン、シルエット、着こなし方があると。それが“テイストを合わせる”ということですか? 熊谷「そうです。顔タイプ診断で似合うテイストを見きわめたら、そこから派生して『もっとスタイルよく見せるには?』と骨格診断を受けたり、『もっと肌をきれいに見せる色は?』とパーソナルカラー診断を受けたりして、自分に似合うスタイリングをどんどんブラッシュアップさせられると思いますよ!  airClosete×ABLEでは、顔タイプ診断をもとにパーソナルスタイリングをおこなう『パーソナル顔タイプ診断プラン』というものを用意しています(税込9,900円/約60分)」
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私に似合いやすい服は? 顔タイプ診断を受けてみた!
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