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彼氏に豚と言われた私は「DVを受けて当然」と思いこんでいた

 こんにちは、コラムニストのおおしまりえです。  マッチングアプリで出会ったおかしな彼氏により、軟禁状態のような交際をスタートさせた光さん(当時27歳・仮名)。交際相手の純一さん(当時31歳・仮名)のおかしさは1回目のデートから如実に出ていたといいますが、気づけば生活も時間も連絡を取れる相手も握られ、光さんの心は純一さんに支配されていました。
洗脳

写真はイメージです(以下同じ)

 そんな彼から、光さんはどうやって逃げ出したのか。そもそもなぜそんな毒になる男を拒めなかったのか。振り返ると、そこには彼女のコンプレックスが大きく関係していました。 【前回記事】⇒半同棲で食費を1円も出さない彼氏「作りたいのはお前でしょ?」

「豚みたいな奴」と言われて、DVも受け入れてしまった

 初めてデートした日から彼の自宅での半同棲がスタートした光さんと純一さん。その生活は、一般的なカップルのやり取りとはほど遠いものでした。 「彼は犬を飼っていたんですが、毎晩私が散歩に連れて行けと命令されていました。でもそのマンションはペット不可だったので、すごく後ろめたかったです。でも断ると怒るし、怒ると時々肩を殴られたり、ベランダの手すりに頭をぶつけるとか暴力もありました。  完全にDVですが、交際してから物凄いスピードで太った私は、彼から『豚みたいな奴』と言われて自己肯定感が下がってしまい、『こんな私はこんな扱いを受けるのが当然』みたいな思考回路になっていました」 DV 筆者が話を聞いていて一番疑問に思ったのが、彼との生活が同棲にならず“半同棲”だった点です。 「彼の家にほぼ住まわされていましたが、当時近所に住む彼の母親には、私が家にいることは伝えられていませんでした。その結果、母親が来る時には家から追い出され、私の洗濯物も自宅で洗って干すのは禁止されていました。だから週1~2回実家に帰って着る物を取り替えていたんです。たまにしか顔を見せず、どんどん太ってみすぼらしくなる私のことを、周囲も心配していたと思います」  彼とは本当に付き合っていたの? 光さんにそう聞くと、「多分……でも付き合おうというやり取りはなかったです」と振り返ります。一体じゃあこの生活は、何だったのでしょう。

もう耐えられない! ついに彼の元から逃げ出した

 洗脳された2ヶ月間の生活は、光さんがついに限界を感じたことをきっかけに終わりを迎えます。 「普通に『別れましょう』だと逆ギレされて殴られる危険性があったので、朝出勤するタイミングで置き手紙をして逃げました。勤務先と実家は知られていましたが、さすがに彼も社会人なのと仕事が忙しいので、そんなに熱心に追いかけてはこないだろうという目論見(もくろみ)でした」 置き手紙 光さんは彼に、こんな内容の手紙を書き残しました。 <死ねとかブスとか日常的に言ってきたり、殴ってくるような人とは一緒にいられない。これで最後にしたいです。ありがとう>  すると意外(?)にも、純一さんは光さんを追いかけてきたそうです。 「純一ははじめ『捨てないでくれ! お前がいなきゃ俺は無理だ!』って、すがるように追いかけてきました。でも私がそれでも無理と突っぱね続けると逆ギレしてきて、『お前なんてそもそも付き合ってない!』と今度はまたいつもの彼のモードになっていました。  全部無視していたら連絡は来なくなりましたが、しばらくFacebookやTwitterは監視されている気配がありました」
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なぜおかしな彼に引っかかってしまったの?
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