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人気ドラマの脚本家、コロナ後遺症に苦しみ、自ら命を絶った――夫が報告

 アメリカの人気ドラマ『ドーソンズ・クリーク』の脚本などで知られるハイディ・フェレールさんが、50歳という若さで死去した。夫のニック・グーテさんが公表し、明らかになった。ニックさんによると、ハイディさんは新型コロナウィルスの後遺症に非常に苦しんでいたそうで、「これ以上、症状が悪化する前に自ら命を絶った」という。

人生のあらゆるものがコロナによって奪われた

Bangshowbiz20210621

5月に亡くなったハイディ・フェレール氏

 1998年から6シーズンにわたり放送された青春ドラマ『ドーソンズ・クリーク』。田舎町に住む若者たちのリアルな姿を描いた同作は、視聴者から絶大な支持を得てロングヒット。また、トム・クルーズの元妻ケイティ・ホームズミシェル・ウィリアムズなど、売れっ子女優を輩出したドラマとしても知られている。日本でも過去にWOWOWで放送され、昨年からはNetflixでも配信を開始、時代を超え長く愛され続けている名作ドラマだ。  その人気作の脚本を担当したハイディさんが、先月亡くなった。今月に入り、夫のニックさんが妻のブログを更新し、訃報を伝えた。 「読者の方々へ」 「ハイディの夫、ニックです。私達の美しい天使は2021年5月26日にコロナの後遺症により他界しました。耐え難い身体の痛みに苦しみ、その痛みによって不眠に陥ったハイディは、症状がこれ以上悪化する前に、自らこの世から旅立つことを決断したのです」  現地時間6月1日、ハイディさんのブログでこのように公表したニックさん。亡くなってから、やや時間おいて妻の死をネットで報告したことについて、「息子の友人達に精神的な影響を及ぼすのではないかと憂慮していた」と説明した。  また、13カ月に渡る闘病生活では、「体を動かすこともできず、食事制限により食べる楽しみも奪われ、最後には眠ることも、読書することもできなくなった」と明かし、人生のあらゆるものがコロナによって奪われたと綴っている。

もう良くならないなら、これ以上生きていたくない

 ハイディさんは、2020年4月にコロナに感染。その後、手足が不自由になり、視界がぼやけ、神経性の震えが続くなど、様々な後遺症に悩まされて、寝たきりの状態が続いたという。  昨年9月には、SNSやブログでコロナの後遺症について、苦しい胸の内を明かしている。 「最もひどかった時期には、『もう良くならないなら、これ以上生きていたくない』と夫に言ったこともありました。死にたかったわけではないのですが、こんなにも長い間、生活の質が保てなくなってしまった。いっこうに終わりが見えなくなってしまったのです」  一時は回復に向かい、昨年12月31日にはSNSに新年のメッセージを投稿したハイディさん。立ちながらポーズをとる写真をアップして、元気そうな様子を見せていた。
 また今年1月には「少しづつだけど、良くなってきている」とブログで報告。けれども、今年5月に再び寝たきりの状態になってしまったという。

妻が生きた証として、ブログを永遠に残していく

 生前、脊柱が左右に曲がる「脊柱側弯症脊椎側彎症」の啓蒙活動にも積極的に取り組んでいたハイディさん。夫妻の息子が幼い頃、この病気を患っていたことが、活動を始めるきっかけだったという。ブログを始めたのも、息子の闘病について情報発信するためだったそうだ。  今回、そのブログでハイディさんの死を伝えた夫のニックさんは、こう綴っている。 「13歳の息子のシングルファザーになってしまったので、頻繁にチェックできないかもしれません。でも、妻が生き、信じたことの証として、このブログを永遠に残していこうと思っています」  そして自分たちを気にかけ、「何かできることはありませんか」と声をかけてくれた多くの人々に対し、「妻への追悼として、脊柱側弯症脊椎側彎症の人々を支援する活動をどうかサポートしてください」と呼びかけている。  ニックさんはブログ上やメディアの取材で、「コロナの後遺症は公衆衛生上の危機」であるとして、早急に取り組むべき問題であると訴えている。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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