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パチンコ、サギ被害…数百万円がパーになった夫婦の不運

「結婚してから、運が悪くなった気がする」。夫婦関係の取材をするたび、このようにグチる男性に出会うことがある。妻からすると「私のせいにするな!」と思うだろうけれど、まずは夫側の言い分を聞いてみよう。  まずは、「結婚したらなぜか金運が下がった」と嘆く夫のケースから。

独立資金が貯まるたびに、妻の不運でパーに!

●須藤和也さん(仮名・34歳・調理師)のケース パチンコ、サギ被害…数百万円がパーになった夫婦の不運 雇われシェフの須藤さんは同じ店でウエイトレスとして働いていた、「胸以外は、ほしのあき似」の妻(30歳)と9年前に結婚。 「『自分の店を持つ』という夢を応援してくれて、共通口座に貯金してくれた。『結婚するならコイツしかいない』と思いました」  ところが結婚後、妻がパチンコにハマり、消費者金融に200万円以上の借金をつくってしまう。 「返済が月10万円以上になり、困り果てて打ち明けてきたんですが『開業資金を稼ぐつもりだった』と言われて怒るに怒れず……」  結局、貯金から返済し、残高が50万円に。その後、頑張って働いた夫妻は2年半で300万円貯めたが、妻が交通事故を起こし、車の修理代で90万円がパーに。  さらに2年後、430万円まで貯まったときには、料理中の妻が油をかぶって顔と腕に大やけどを負い、治療費や形成手術代で180万円もの出費! 「貯めたら消えていくの繰り返しで泣きたい気分でした。妻に罪はないとわかってても悔しさが先に立ち、労ってあげられなかった」と反省する須藤さんだが、まだ続きがある。  外で働けなくなった妻は在宅の仕事を探し始めるが、内職サギ商法にひっかかったのだ。その被害額は60万円ナリ! 「それだって悪いのは業者で、妻を責めるのはお門違いなんですよね。わかってるんですけど……」と、言葉を濁す須藤さん。「結婚していなければ、とっくに店を持てていたかも……」と、己の人生を考える今日この頃らしい。  悪気がないのに、”なぜか運が悪い人”というのがいるから、この世って残酷だ……。 ― 夫がボヤく[下げ妻]の特徴【2】 ―
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