Love

ボランティアをする立派な妻に、夫は「俺より大事なの?」

「家に帰ってもくつろげない」。夫婦関係の取材をするたび、このようにグチる男性に出会うことがある。妻からすると「私のせいにするな!」と思うだろうけれど、まずは夫側の言い分を聞いてみよう。

ボランティアに熱心すぎて家がメチャメチャ



●井上悠斗さん(仮名・26歳・自営業)のケース

「家に帰ってもくつろげない」とボヤく夫は多い。妻がうるさい、家が汚なすぎなど、いろいろ理由はあるようだが、井上さんの場合はちょっと変わっている。くつろげない理由が、妻のボランティアだというのだ。

ボランティアする立派な妻 幼稚園教諭だった小倉優子似の妻(29歳)に一目惚れ、猛プッシュで交際を始めた井上さん。

「『早く結婚して子供が欲しい』と急かされ、半年後に結婚しました」

 子づくりのため妻は専業主婦となるも、なかなか子宝に恵まれず。

「『子供好きで面倒見のいい奥さん』として評判だった妻は子供会の世話役なども頼まれ、近所の子供たちが家に遊びに来るようになりました。赤ん坊まで預かるようになり家はほとんど託児所状態に」

「好きでやっていることだから」と保育料などは取らないのだとか。

「『子育て中の人の助けになれば嬉しい』と妻は満足そうですけど、食事やおやつ代、光熱費などもバカにならず、ボランティアにしても程がある。平日や休日、昼夜問わず、それこそ一日中家には子供がウロついてるし、大声ではしゃぎ回ってやりたい放題です」

 結婚後に手に入れたマイホームの襖はビリビリで廊下はあちこちに傷が目立ち、壁は落書きだらけ。

「食事もお子様メニューばかりだから、唯一の楽しみの晩酌もできないし、トイレと風呂とテレビは常に誰かに占領されている。自分の家なのにまったく、くつろげないんです」と肩を落とす井上さん。

「善意からの行動なので咎めるのは気がひけるし、妻に理解がない夫と思われたくないから我慢してます。あとは世間体。『奥さんは子供好きなのにダンナは好きじゃないみたい』とか言われたくない。子供好きで優しい妻に惹かれましたが、俺より他人の子のほうが大事なんでしょうか」

 他人の子に子づくりの時間と余裕を奪われ、本末転倒だと嘆いた。

 似たパターンとして、妻が野良猫を保護するボランティアをしていて、「家で猫が6匹も7匹も走り回ってて、部屋はメチャメチャ…」とボヤく夫もいた。

 育児を手助けしたり動物を保護したりという、社会的に正しい行動だけに、もうダンナも腹を括って協力するしかないかも……。

<ILLUSTRATION/Kalearch>
― 夫がボヤく[下げ妻]の特徴【6】 ―




あなたにおすすめ