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歴史に残る不倫スキャンダルの暴露ドラマが放送。叩かれまくった女性のその後は

 米ホワイトハウスのインターンとして働いていた1995-1997年に、当時の米大統領ビル・クリントン氏と情事を重ね、世間から猛バッシングを受けたモニカ・ルインスキーさん(48)。米大統領の弾劾裁判にまで発展した史上空前の不倫スキャンダルから20年以上を経て、このたびドラマとして米テレビ局で放送される。「不適切な関係」が発覚した後、人々から罵られ、社会から疎外されることになってしまったモニカさんも、プロデューサーとしてこの作品に参加している。

米大統領と22歳の研修生がホワイトハウスの一室で……

Bangshowbiz20210906

モニカ・ルインスキーさん

 当時22歳だったインターンのモニカさんとクリントン氏の不倫関係が発覚したのは1998年。クリントン氏は当初、不倫を否定していたものの、モニカさんから秘密を打ち明けられた同僚女性が2人の関係を暴露。1995年から97年にかけて、2人がホワイトハウス内の一室で性的行為に及んだ事実が次々と明るみなった。  さらに、クリントン氏のものとされる体液が付着したドレスも見つかったことで、ついにモニカさんとの「不適切な関係」を認めざるを得ない状況に追い込まれた。ほどなくして、当初2人の関係を否定したことが偽証にあたるとして、弾劾裁判に発展した。  けれども、妻ヒラリー氏の擁護や、民主党内の根強い支持に助けられ、クリントン氏は弾劾裁判で無罪に。任期満了まで大統領の座に留まり続けた。

米政権を揺るがした大スキャンダルの暴露番組が放送

 一方、「大統領を誘惑した研修生」という烙印を押されたモニカさんは、スキャンダル発覚後、非常に厳しい人生を歩むことに。世間から“あばずれ女、ふしだらな女、尻軽女”とバッシングされ、就職活動しても全く受け入れてもらえず、自殺を考えたこともあったという。  そんな全米を揺るがした大スキャンダルと、それによって多くを失ったモニカさんのその後の人生を描いたドラマ『インピーチメント:アメリカン・クライム・ストーリー』が、今月7日(現地時間)米有料テレビ局のFXで放送される。  米社会で実際に起きた事件や犯人を題材にしたTVシリーズ『アメリカン・クライム・ストーリー』の第3話として放送される本作には、モニカさんもプロデューサーとして参加している。

「合意の上だった」と認めつつ「重大な権力乱用」とも

 騒動の後、長い間沈黙を守ってきたモニカさんだが、2014年には雑誌のインタビューに答え、クリントン氏に恋していたこと、自分たちの関係が合意の上だったと発言。2015年には動画配信サービス「TED Talks」に出演し、「自分の過去から逃れて、不名誉な人生を生きることをやめ、自分の物語を取り戻すときが来た」とスピーチ。そのうえで自身も苦しんだ「ネットいじめ」を止めるべきと人々に訴えた。  さらに2018年には、米雑誌にエッセイを寄稿。クリントン氏について、「彼は私の上司で、大きな権力を持つ人だった。27歳年上で、もっと分別があってしかるべきだった」と綴った。さらにその頃、反セクハラ運動「#Me too」の機運が盛り上がっていることを受け、「自分とクリントン氏との出来事は#Me tooにあたらないと言う人がいますが、当時起こったことは、重大な権力乱用だったと今では考えている」と心境を明かした。  そんなモニカさんは、最近のインタビューでは、過去に世間やメディアからネガティブな扱いを受けた女性、とりわけ人気歌手のブリトニー・スピアーズに共感を示している。 “間違いを犯した”自身と、間違いを犯したわけではないブリトニーとは、大きな違いがあると語るモニカさん。ただ、これまで不当に批判にさらされてきた女性たちに、謝罪しようという世間の風潮を歓迎していると話す。 「ようやくって感じだけど、色々な場所で様々なストーリーを持った女性達に対して、そうした動きが起こっているのは素晴らしいこと。私は間違いを犯したけれど、ブリトニーは間違いを犯したわけではない。ただ、同じような経験をした若い女性は他にもたくさんいて、大きな被害をもたらしたわ」 「だから、これは単に、当事者の女性に対する謝罪じゃない。文化に悪影響を与えたことへの謝罪でもあるの」

元大統領は「ストレスと心配事を解消するためだった」

人生のとても早い時期に重大な間違いを犯してしまうと、そのせいでとても多くのものを失う」とメディアに語った通り、不倫スキャンダル後、茨の道を歩くことになってしまったモニカさん。恋愛感情を抱き、合意があった上で男女の関係になったのであれば、自己責任ではないか? という声も聞こえてきそうだが……。  その一方で、同じようなことが今起こったら、女性ばかりに批判の矛先が向かうだろうか? といった疑問も。#Me too運動をきっかけに、セクハラに厳しい視線が向けられるようになった昨今、20歳以上も年下の研修生に手を出したとなれば、大統領も非難されたかもしれない。  ちなみに、クリントン氏は、2020年に米動画配信サービス「Hulu」で配信されたドキュメンタリー番組で、モニカさんとの関係は「ストレスや心配事を解消するためだった」と告白。モニカさんのその後の人生を変えてしまったことについては「心を痛めている」と語っている。  元大統領との不倫関係を日々反省しているというモニカさんだが、今でも民主党支持者であることは変わらず、2016年の大統領選挙では、クリントン氏の妻ヒラリー氏に票を投じたという。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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