戻ったときには夫との愛はなく……。彼女が出した答えは?
幸い、相手の妻からのアクションはなく、何事もなかったかのように夫との日常を過ごすことに。ですが、彼女にとってそこに平穏はありませんでした。
「不倫をしている間に、もう旦那との愛は『過去』になっていたみたい。元カレと同居しているようなもので、一緒に寝るのもご飯を食べるのも、すごくつらかった」
次第にケンカが増え別居、そして半年後に離婚が成立。彼女は不倫の末に、独り身になることを選びました。
不倫をしたことで「自分の生き方について改めて考えることができた」
ですが、不倫をしたことで「自分の生き方について改めて考えることができた」と彼女は言います。
「夫といる自分は保守的で、いい子を気取っていて、すごく疲れていたけど、不倫相手の彼といると、いつも元気でやりたいことに挑戦しようっていう気持ちになれて、女としても自信が持てたんだよね。彼といる自分がすごく好きで、本来の自分に気づけたんだなと思った」
と、さっぱりした表情で語る彼女は、まるで生まれ変わったようにキラキラしていました。
ちなみに、不倫相手の男性は妻と和解したらしいのですが、今も「あのときは悪かった。また会いたい」と彼女に連絡をしてくるのだとか!
一時の甘い蜜を忘れられないのでしょうか。やはり、男性が不倫で得るものは、ただの性愛なのかもしれません……。
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<文/関由佳 イラスト/鈴木詩子>
関由佳
筆跡アナリストで心理カウンセラー、カラーセラピストの資格も持つ。芸能人の筆跡分析のコラムを執筆し、『村上マヨネーズのツッコませて頂きます!』(関西テレビ)などのテレビ出演も。夫との死別経験から、現在グリーフ専門士の資格を習得中。
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