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宇垣美里「人と人ってわかり合えないけれど…」マンガが教えてくれたこととは

週刊SPA!連載の映画コラム「沼落ちシネマ」でもキレキレの批評眼を発揮している、フリーアナウンサーの宇垣美里さん。近著『今日もマンガを読んでいる』には、『週刊文春』で連載中のマンガコラム「宇垣総裁のマンガ党宣言!」から54本+αが収録されている。

わかり合うことをあきらめない姿にかくありたい、と思う

宇垣美里「電子書籍は紙版よりも一足早く、その日発売の新刊マンガが読めるんです。どんなに疲れていても、日付が変わった瞬間に必ずアプリをチェックして、ちょっとでも読みたいと思ったものは全部買う。朝起きてから読めばいいとわかっているのに、我慢しきれない時は睡眠時間を削って読んでしまう……そこまで含めて、私の日課です(笑)」  連載は2週に1回、1作を約1300字で紹介。初回で「自己紹介代わりの一冊」として取り上げた『カードキャプターさくら』を論じる際に用いたワードは「かくありたい」だった。以降も何度か文中に登場するこのワードは、自分もマンガの主人公のような生き方をしたい、という意思の表明だ。 「この人のこういうところを見習いたい、私もこういう考え方ができる人になりたい……と感じた時にときめきますね。恋愛をまっすぐ描いたマンガでは、あまりときめかないんですが(笑)」

作品の魅力を理解してもらえなければ意味がない

宇垣美里『進撃の巨人』や『大奥』などの大長編も含め、取り上げる作品は読み返してから原稿執筆に臨むそうだ。当該作品への愛ゆえに情報量満載の「ハイカロリー」な文章となっているが、論の展開がなめらかでサラッと読める。 「まず作品に対する自分の“好き”を因数分解して、ノートに手書きで“泣けたシーン”とか“この登場人物は尊い”といったポイントを箇条書きするんです。そこからいったん冷静になって、どの要素をどの順番で書いていけばいいか、取捨選択して番号を振っていく。“これだけの思いをこの文字数に収めるのは無理!!”って毎回泣いています(苦笑)。でも、この連載は私にとって布教が目的なので、作品の魅力を理解してもらえなければ意味がないんです」
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わかり合えなくても、一緒にいようとすること
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