簡単でびっくり!グルテンフリー蒸しパンの作り方。小麦を使うよりむしろラク
グルテンを含む食品を摂取しない食生活「グルテンフリー」。興味があるけど、実際に取り入れるには手間がかかりそう……と思っていませんか? じつはグルテンフリーは動物性食品を使わないため、“ダマ”にならず乳化しやすいのが特徴。だからこそ、おやつで取り入れるのが意外とかんたん! なのです。
小麦アレルギー、体の不調、ダイエットなど、さまざまな理由で小麦や卵、乳製品を避けている人たちへ向け、小麦、卵、乳製品なしのレシピを集めた本『穂高養生園が考えるやさしいおやつ』(世界文化社刊)より、今回は2つのレシピをご紹介。
著者の鈴木愛さんは「みんなが安心しておいしく食べられる『やさしいおやつ』をおうちでも気負わず作ってもらえたら。そう願いながらこの本を作りました」と綴っています(以下、『穂高養生園が考えるやさしいおやつ』より抜粋)。
キメが細かく弾力のある、
米粉ならではの蒸しパン。
ほんのり甘いかぼちゃの素朴な味です。
【材料】(直径6cm高さ5.5cmのプリンカップ4個分)
A │ 米粉…100g
│ ベーキングパウダー…小さじ1(4g)
│ 塩…ひとつまみ
B │ かぼちゃ…50g
│ てんさい糖…30g
│ 豆乳…80ml
│ 植物油…20g
かぼちゃ(飾り用)…15g
パンプキンシード…適量
【準備】
かぼちゃは1.5cm角に切って蒸し、15gは飾り用に取り置く。
オーブンシートを10cm角に切ってプリンカップに敷く。
パンプキンシードはフライパンで軽く煎る。
【作り方】
1. ボウルにAを入れ、泡立て器で均一に混ぜる。
2. 別のボウルにBのかぼちゃを入れてフォークでつぶし、てんさい糖を加えて混ぜる。残りのBを加えて泡立て器でなめらかに混ぜる。
3. 1に2を加えてゴムべらでムラなく混ぜ合わせ、プリンカップに流し入れて1.5㎝角に切ったかぼちゃとパンプキンシードをのせる。
4. フライパンに水を2㎝深さまで入れて火にかける。沸いたら3を並べ、蓋をして12~15分蒸す。串を刺して生地がついてこなければ、型のまま網に並べて冷ます。
*時間が経って固くなったら、蒸し直すとふっくらします。
もっちりとふっくらのいいとこ取りをしたような
絶妙なバランスの生地。
甘さ控えめでほろ苦い蒸しパンです。
【材料】(直径6cm高さ5.5cmのプリンカップ4個分)
A │ 米粉…100g
│ ココアパウダー…15g
│ ベーキングパウダー…小さじ1(4g)
│ 塩…ひとつまみ
B │ 豆乳…100ml
│ てんさい糖…25g
│ 植物油…15g
アーモンドスライス…適量
【準備】
オーブンシートを10㎝角に切ってプリンカップに敷く。
【作り方】
1. ボウルにAを入れ、泡立て器で均一に混ぜる。別のボウルにBを入れ、泡立て器でよく混ぜ、てんさい糖を溶かして乳化させる。
2. AのボウルにBを加えてなめらかに混ぜる。プリンカップに流し入れてアーモンドスライスをのせる。
3. かぼちゃの蒸しパンの作り方4と同様にフライパンに湯を沸かし、2を並べて同様に蒸して冷ます。
【鈴木 愛】
映画やCMなどの衣装の仕事を経て食の世界へ。都内自然食レストランや和食店で調理を学ぶ。2010年から安曇野に移住し、ホリスティックリトリート穂高養生園に勤務。自然に根ざした野菜の調理法を学び、季節をベースとした食と体の結びつきを深く意識する。著書に『なんとなく不調をととのえるスープ』(世界文化社)がある。
【ホリスティック リトリート 穂高養生園】
信州・安曇野の森の中にあるリトリート宿泊施設。マクロビオティックをベースにしたやさしい食事、原生林散歩による適度な運動、ヨーガや睡眠・温泉入浴による深いリラックスによって、本来、誰にでも備わっている自然治癒力を高めることを目的としている。
<文/女子SPA!編集部>

かぼちゃの蒸しパン

