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河井青葉、世界が注目・濱口竜介監督の現場で戸惑った思い出「スピッツを歌ってた」

 第71回ベルリン国際映画祭にて、銀熊賞 (審査員グランプリ)を受賞した『偶然と想像』が公開中。『ドライブ・マイ・カー』など、国内外から高い評価を受ける濱口竜介監督による3つの物語からなる短編集です。
河井青葉、世界で評価される濱口竜介監督の現場エピソードを語る

河井青葉さん

 高校時代の友人と偶然再会して盛り上がるも、徐々にすれ違いが生まれる第3話の『もう一度』に出演の河井青葉さんにインタビュー。濱口監督とこれまでに何度も組んでいる河井さんならではのエピソードや、モデルからスタートされた河井さんご自身のお話しも聞きました。

映画館でお客さんと一緒に鑑賞したい

――世界で評価された本作が、日本でも公開中です。 河井青葉さん(以下、河井)「濱口監督とは長いお付き合いなので、濱ちゃんと呼ばせていただいているのですが、濱ちゃんが映画を撮るというと、楽しみにしている人たちが周りにもたくさんいて、私もお客さんとして新作を待っていました。昨年は、東京フィルメックス映画祭での上映もありましたが、みなさんすごくよく観ていただいていて、いい感想が多くて嬉しかったですね」
映画館でお客さんと一緒に鑑賞したい

『偶然と想像』より

――ご自身の出演作を映画館で観られたりは? 河井「しますよ。行きます、行きます。『偶然と想像』も劇場で観ようと思っています。やっぱり、お客さんと一緒に観て反応を感じられるので」

無感情での本読みをひたすら繰り返すリハーサル

――濱口監督とはこれまでにも何作もご一緒されていますが、監督の演出法で好きなところや、特徴的だと感じる部分はありますか? 河井「通常の作品は、撮影の前にリハーサルの時間を設けることがあまりないんです。時間も限られていますし。ただ濱ちゃんの作品は、まずリハーサルの期間を取るので、それが俳優としては心強いのと、そのリハーサルも稽古という感じではなくて、今回だと占部(房子)さんと私と監督とで、一緒に丁寧に時間を重ねていく感じなんです。やることは、無感情で脚本を読む、それをひたすらやっている感じなのですが」 ――濱口監督の徹底した本読み、しかも無感情での本読みというのは、今や有名になっていますが、最初にお仕事された頃は戸惑いもありましたか? 河井「無感情での本読みというのは、私は今回が初めてだったんです。ただ、これまでもリハーサルというのはやっていて、顔合わせの意味が大きかったのかな。『PASSION』(08)のときには、初日にひとり一曲ずつ歌を歌ってくださいと。自己紹介的な感じで」
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濱口監督がスピッツを?
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