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R-1優勝「お見送り芸人しんいち」の勝因を、元ファイナリストが読み解く

ピン芸のナンバーワン決定戦『R-1グランプリ 2022』(カンテレ・フジテレビ系)が3月6日に開催され、お見送り芸人しんいちが優勝を果たしました。 今年は、ファーストステージで、しんいち、吉住、金の国・渡部おにぎりの3人が同率2位に並ぶ異例の事態になりました。結果、審査員の決選投票でしんいちが勝ち上がり、1位通過のZAZYと争い、見事栄冠を手にしました。 お笑い養成所の講師や、複数のお笑い事務所による若手芸人のネタ見せもつとめる構成作家の大輪貴史(おおわ たかふみ)さんに聞きました。大輪さんは、かつてピン芸人「大輪教授」として活動し、2007年にはR-1ファイナリストに選出されました。

お見送り芸人しんいちは、他の芸人より圧倒的に質問や相談が多い

――お見送り芸人しんいちの優勝をいかが見ましたか? 「改めて、お見送り芸人しんいちさん、優勝おめでとうございます! 私は作家として、過去に2回、しんいちさんにネタ見せで出会っています。 『ネタ見せ』とは、密室で芸人さんが作家にネタを見せ、作家が偉そうにダメ出しやアドバイスをするという…、芸人さんに絶賛嫌われがちなイベントです。 私もしんいちさんに対して、偉そうにダメ出ししたんじゃないかという疑いがありますが…。 しんいちさんは、他の芸人さんよりもダメ出し中の質問や相談が圧倒的に多かったです。 ついつい、予定より時間が押してしまいました あとから来て、押していることを知ったある芸人さんが言ったひとこと。 『押してるんですか? あ、しんいちさんでしょ~』 その通りです。 しんいちさんは、作家を捕まえたら、気が済むまで相談する常習犯だったようです。 ネタに対する熱量が高い証拠です(笑)」(大輪貴史さん 以下カギカッコ内は同じ)
――その時はどのようなネタだったんでしょうか? 「ネタは2回とも、1本目に披露した『僕の好きなもの』のネタでした。 私からは、『「かわいそう」と思われそうなのは避けよう』という話をした記憶があります。 『偉そうな政治家がバナナの皮で転ぶのは笑いやすいけど、松葉杖ついた人がバナナの皮で転ぶのは笑いにくいのではないか?』といったニュアンスの話です。 実は2回目のネタ見せは今年の1月。 まさに今大会の予選の最中でした。 そのこともあり、私個人としてもしんいちさんの優勝は非常に嬉しいです! よかったらぜひ、また長々と相談してください!」 【関連記事】⇒錦鯉のM-1優勝でソニーがお笑い賞レース三冠制覇。快進撃の理由とは
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ZAZYと「デジタルVSアナログ」で決勝対決
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