月9『ミステリと言う勿れ』（フジテレビ）と大河ドラマ『鎌倉殿の13人』（NHK）に出演中で絶好調の菅田将暉が俳優活動をお休みしているというから驚く。 2月19日に放送された『土曜プレミアム・まつもto なかい〜マッチングな夜〜』（フジテレビ）で菅田はデビューしてから12〜3年、はじめて仕事を休んでいると語っていたのだ。「止まらないとちょっとやばそうだな」「全部がいやになりそうな」「今年はなんかはじめて立ち止まったみたいなこともあるのでなんか目標を見つける年にしたいなあと思ってますけどね」だと。 今、俳優として脂が乗っているところだと思うのだが、3月いっぱいで7年続いた深夜ラジオ「オールナイトニッポン」のパーソナリティーも卒業するそうで、『鎌倉殿』の義経の出番が終わったら、2022年9月公開予定の映画『百花』までは露出が減って激しい菅田将暉ロスが起こす人が後を絶たないのではないだろうか。 9月なんてあっという間だろうけれど。その後はまたふつうに活動するのかわからないけれど。 氷川きよしといい、お休みする芸能人が増えているように思うのは気のせいだろうか。コロナ疲れだろうかという疑問はさておく。菅田将暉のこの2年間の露出は多かった。 映画は『糸』『浅田家！』『花束みたいな恋をした』『キャラクター』『キネマの神様』『CUBE-一度入ったら最後』、ドラマは『MIU404』『コントが始まる』と途切れなく出演作があった。3月25日には書籍『着服史』が発売される。 21年の1月〜3月に放送された『ミステリ』は昨年撮影済みで、それは『鎌倉殿』の撮影があるから前倒しに行われたとか。コロナ禍、感染対策に気を使いながら早めに撮影を行うこともなかなかしんどいものがあったのではないかと推測する。 映画は1年くらい前に撮った作品が公開されることも当たり前だから、ドラマも1年以上前でもおかしくはないけれど、ドラマはやはり“今”を大事にする媒体だから1年前の菅田将暉と思うと『ミステリ』もちょっと見方が変わることもないとは言えない。そんなふうに自然のリズムを無視するほど仕事を詰め込んでいるのだなと思うとお気の毒である。