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超大物ミュージシャンの泥酔ライブに「裸の王様」とトライセラ和田唱が痛烈批判

 ロックバンド「TRICERATOPS」のボーカル、ギター、和田唱の“告発”が波紋を呼んでいます。
 5月1日の「アラバキロックフェスティバル」にトリとして出演。デビュー25周年を祝うステージになるはずが、ある大物ミュージシャンの醜態によって台無しにされてしまったというのです。  奥田民生。80年代からバンド「ユニコーン」で一斉を風靡し、ソロデビュー後も「愛のために」や「イージューライダー」といったヒットを連発。プロデューサーとしてもPUFFYをミリオンアーティストに育てるなど、数多くの功績を打ち立ててきた、日本ロック界の巨人です。  和田唱が5月2日に投稿した一連のtwitterでは実名は出していませんが、奥田民生を指していることは明らかでした。
 和田氏もかねてからリスペクトしてきた大先輩が、一体何をしてしまったというのでしょう?

奥田民生、ステージ上で泥酔

 和田氏はこう訴えます。<ステージ上での泥酔を良しとする風潮はどうなのよ?それを最高だの可愛いだの言うお客さんも俺はどうかと思うし、許してるスタッフの大人たちも問題ありだと思う。>とツイートし、段取りを無視して進行めちゃくちゃにした奥田民生の愚行に呆れ果てているのです。酒を飲むこと自体よりも、理性を失うことに恥じらいを覚えないデリカシーのなさに憤っているようでした。  そんな現在の奥田民生を「裸の王様」とまで痛烈に批判。仲間うちだけで“やっぱ民生さんすごいっす”と褒めてばかりの、旧態依然としたロック業界の体質改善も求めています。  その後、和田氏は奥田民生からの謝罪を受け、一連のツイートを削除しました。それでも、長らく業界にはびこる内輪ノリを良しとする風潮には“NO”を言い続けると、改めて表明していました。  筆者も奥田民生の音楽を愛してきた一人です。特にソロデビューアルバム『29』(1995年)から『GOLDBLEND』(2000年)までの5年間は、日本ロック史における最大の達成だと言っても過言ではないクオリティを誇っていました。  スティーブ・ジョーダン(ドラム)やワディ・ワクテル(ギター)、バーニー・ウォーレル(キーボード 2016年没)といった超一流ミュージシャンと対等に渡り合う音楽的な体力も、日本のロックシーンの中では群を抜いていました。  当然、和田氏もそうしたミュージシャンシップに畏敬の念を抱いていたはずですし、その存在の大きさから多少のことには目をつぶってきたのかもしれません。  けれども、魔法は解けてしまった。
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民生のステージはアルコールとセット
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