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ブームにかげりの高級食パン、逆襲なるか?乃が美の新作「黒山」速報レポ

 ブームの巻き返し、成功するのか?
9年の歳月をかけて開発された待望の新作「黒山乃が美」

9年の歳月をかけて開発された待望の新作「黒山乃が美」

 日本の至る所で行列を生み出した「高級生食パン」。今では人気にかげりを感じるようになり、生食パンの弱点や限界を指摘する声が上がっています。私も以前、高級食パンの失敗・成功の違いについて考察しています。 【関連記事】⇒“高級食パン専門店“がじわじわ閉店…。失敗する3つの理由と、愛されるパンの条件  そんな状況下で、高級生食パンのパイオニアである「乃が美」から9年の歳月をかけて生み出した新作が発表されました。その名は、「黒山乃が美」。これ、どうやら「おこげ」を活かして作られている“黒い生食パン”なんだそうで、ブーム復活をかけた勝負パンとして、実食せずにはいられない存在です。  そこで今回は、7月1日に新発売される「黒山乃が美」を一足先に実食。いったい、どんなお味なのか? 逆襲に値するほどの期待株なのか? について、正直レポートをしてみたいと思います。 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます

まずは、従来品との違いを整理しておこう

究極の生食パンと言われる「創業乃が美」(左)と新作「黒山乃が美」(右)※画像提供:乃が美

究極の生食パンと言われる「創業乃が美」(左)と新作「黒山乃が美」(右)※画像提供:乃が美

 まずは、今回の新作である「黒山乃が美」の特徴について整理をしておきましょう。  最大のポイントは、独自開発の「おこげ製法」にあり。食パンにおいてタブーとされてきた「焦がし」にあえて挑戦し、おいしく味わえるぎりぎりの焼き加減によって山型の上部に“意図的な旨味のある焦がし”を実現させました。  また、このおこげを作るために微細に調整される火加減によって、白い生地の中に水分が密閉され、吸い付くようなもっちりとした食感に仕上がっているそうです。  価格は、レギュラー(2斤)972円(税込)、ハーフ(1斤)486円。従来品「創業乃が美」と同じです。さてさて、その実力はどれほどのものなのでしょうか? 期待に胸を膨らませながら、7月1日の発売日を前に実食してみました。

確かに、山は黒かった

山型の上部にはしっかりおこげがついています

山型の上部にはしっかりおこげがついています

 想像通り、山型のトップにあたる部分が黒く焦げています。あえてやっているということを知らなければ、積極的には選ばない焼き具合でしょう。  しかしながらこれこそが今回の秘策であり、外観からにおいをかいでみても嫌な焦げ臭さはありません。食べる前に柔らかさ(腰折れ)とずっしりしっとり感を実感しつつ、スライスして食べてみることにしました。
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生で食べてみたところ、あることに気がついた
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