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ムダづかいにストップをかける、意外な“節約ツール”があった【FPオススメ】

 「こんなに一体、何に使った!?」——毎月届くクレジットカードの明細を見て思わず息をのむ。よくよく思いかえせば、フラッと立ち寄った店でつい買ってしまったセール品に、夜中のネットショッピング。1か月前の自分がああ恨めしい……なんてこと、ありますよね?(私はよくあります)

 また、カードでなく現金でも、「何に使ったかわからないのにお金がどこかに消えていく」という人は多いもの。

ムダづかいにストップをかける そんなどんぶり勘定な浪費癖のある人にこそ、「デビットカードがオススメです」と言うのは、節約アドバイザーでファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんです。

口座残高の範囲で使えるデビットカード



 デビットカードとは、支払いと同時に銀行口座から引き落としになるカード。使い方はクレジットカードと一緒だけれど、違う点は、原則として口座残高の範囲でしか使えず、1回払いということです。つまり、お金もないのに使いすぎたり、後々の返済時に困る、ということがないわけ。

 日本のデビットカードは「J-Debit」(利用できるのは国内45万カ所)が主でしたが、2006年以来、「Visaデビットカード」を扱う銀行が増えてきました。「Visaデビットカード」はVisa加盟店ならどこでも使えて(世界3800万カ所!)、当然、海外旅行でもOK。

丸山晴美

節約アドバイザーの丸山晴美さん

「私は、今年の始めから、美容費の支払いにVisaデビットカードを使っています。美容費って、なんだかんだでそれなりの額になりますので、クレジットカードだと後々の負担が多くなる。でも、Visaデビットカードなら、結局、払うのは一緒だとしても、その場で支払ってしまっているので気が楽ですし、口座残高という“枠”があるので、使いすぎることがありません」(丸山さん)

 お金(口座残高)がなければ使えない。つまり自動的に、使いすぎのストッパーとなってくれる”節約ツール”にもデビットカードはなるんですね。たとえば、「食費は月3万円」と決めたなら、月3万円を引き落とし口座に入れ、スーパーやコンビニで食材を買うときデビットカードを使えばいいわけです。

「“おこづかい”“食費”など、どういう費目でデビットカードを使うのかはライフスタイルに応じて決めればいいと思います。Visaデビットカードなら、ネットに登録してショッピング履歴を見れば、何にいくら使ったのか、今月は残金いくらなのかもわかりますので、家計の管理がしやすくなりますよ。厳選して必要なものを買うようになりますから、Visaデビットカードでお金の使い方がちょっと変わるのではないでしょうか」(同)

ATM手数料を払って現金を下ろすのはもったいない



 クレジットカードのデメリットを回避しつつ、さらに「現金払いにはないメリットもある」のだそう。

「夜や休日に”手持ちのお金がない!”といって、ATM時間外手数料を払ってお金を下ろして支払うのは、やはりもったいないと思うんです。Visaデビットカードなら出金の手間はないですし、さらに、条件を満たせば不正使用や盗難の補償もあります。あと、発行している金融機関によって違いますが、使用額に応じてキャッシュバックやポイントバックがあります。ムダづかいが減る上に、ちょっとお得なのは嬉しいですよね」

 言わば、「現金払いとクレジットカード払いのいいとこどり」がデビットカードなんですね。

 現在、Visaデビットカードを発行している金融機関は9行あって、特徴もそれぞれ。例えば、三菱東京UFJ銀行なら、使用額が年間10万円を超えれば、年会費1080円は無料になり(24歳以上が対象。初年度/23歳以下は無料)、使用額に応じて翌年のキャッシュバック率がアップ。りそな銀行ではマイル(JAL)を貯めることができるし、楽天銀行なら楽天ポイントが貯められて、ネットショッピングをよく利用する人にはよさそうです。

デビットカード

左から、三菱東京UFJ銀行、ジャパンネット銀行、楽天銀行の「Visaデビットカード」

クレジットカードのような審査はナシ



 さらにうれしいのは、デビットカードはクレジットカードのような審査がなく、ほぼ誰でも持てること(Visaデビットカードは高校生15歳以上)。学生でも主婦でもフリーターでも、銀行口座があれば作れるカードなんです。

 夏のバーゲンで使いすぎてしまった貴女!(私!) サマーバケーションのお小遣いはVisaデビットで倹約・倹約!

●Visaデビットカード http://www.visa-news.jp/debit/

<TEXT/鈴木靖子>




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