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髪は卵と同じ!? 一度、加熱されたら元には戻らない…正しいドライヤーの使い方を覚えよう

 ドライヤーの高熱、髪が傷まないか心配になりませんか?
元井里奈(もといりな)

毛髪診断士・元井里奈(もといりな)

 連載でお届けしている「傷んだ髪に、どうやって立ち向かっていくべきか」。今回は、ご自宅でのヘアケアで気を付けるべき点、「高熱」についてお伝えしていきます。 【関連記事】⇒自宅でヘアケアをどれだけ頑張っても、美髪にならないワケ。ベストな方法とは 【関連記事】⇒髪をいためるブラッシングと、美髪を作るブラッシングの“圧倒的な違い”

一度、高熱で変性した髪は元に戻らない

 髪はタンパク質でできていますが、高熱を加えられると変性、つまりダメージを負います。一度熱を加えた「ゆで卵」は「生卵」へ戻すことができないように、一度高熱で変性した髪は元に戻りませんので、注意が必要です。  そこで気になるのがドライヤーの高熱ですよね。ドライヤーの高熱に悪いイメージを持っている方は多く、自然乾燥させているという方も多いのですが、ドライヤーは使ったほうが良いです。  髪は、濡れた状態だと傷みやすいということもありますが、頭皮にいる雑菌の異常繁殖を起因とするトラブルや、頭皮のニオイやかゆみを防ぐ意味でも、ドライヤーの適切な使い方に注意した上で、きちんと乾かすのがベストです。

ドライヤーは髪から20cm離して使う

髪との距離で温度調節

髪との距離で温度調節

 ドライヤーの温度調整が可能であれば、80℃以下の温風を使いましょう。温度調節ができない場合は、ドライヤーの風口を髪から20cmほど離して使うと、温風が髪へ到達するまでに冷え、ダメージを予防できます。  とはいえ、時間がかかりすぎるのも良くありませんので、あまりにもドライヤーが使いにくいという場合は、高頻度で使うものですので、一度スペックが合うものを探してみるのも良いかもしれません。  オーバードライを防ぐためには、根元と内側から先に乾かしていき、毛先と外側を最後に乾かすようにすると良いです。 【ドライヤーの使い方はこちら】⇒ドライヤーを下から当てるのが“損”なワケ。意外と知らない「髪の正しい乾かし方」
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ヘアアイロンを高熱で使わない選択を
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