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年収3倍増で彼女につぎこみ自己破産…アラフォー無職の異様なお部屋

世界的に有名なビジネス書作家、ブライアン・トレーシーは言った。「成功者の家にはたいてい大きな本棚があり、貧しい人の家にはたいてい大きなテレビがある」。男でも女でも、相手の部屋を見て「この人、大丈夫か?」と思うことってあるもの。そこで、人生につまずいた30~40代男性のお部屋を訪問、どんなモノがあるのかウォッチしてみた。

部屋は緑色のグッズだらけ



●滝川和夫さん(仮名)38歳・無職のケース

 IT系派遣として慎ましやかな生活を送っていた滝川さんの人生を狂わせたのは、皮肉にも派遣の中抜き撤廃だった。今から3年前、数社あった中抜き業者を排除し、発注元から直接仕事を請け負うと、年収は250万円から3倍の750万円に激増したという。

「年収が上がると、呼応するように10歳年下の綾瀬はるか似の彼女もできたんです。嬉しくてつい誕生日に1週間バリ島に旅行したり、音大出の彼女のリクエストで家にグランドピアノを置いたり、それまでとは別次元の暮らしになりました。彼女の趣味がスロットだったので、10万円渡して『これで打ってきなよ』と言ってみたり。今思うと異常ですが、自分は彼女と結婚すると思ってましたから……」

年収3倍増で自己破産

(画像はイメージです)

 当時の写真には、バリ島ではっちゃけている滝川さんの姿が。気分はIT社長といったところか。部屋を見渡すと高級時計やスポーツカーのポスターから見え坊な一面がうかがえる。

 でも、それ以上に強烈な違和感を発するもの、それは部屋中にある“緑色の小物”! ゴミ箱もコースターもティッシュケースもグリーンなのだ。「なんとなく落ち着く」と滝川さんは言うが、心が不安定なのではと心配になるほど多い。その予感は、話の続きで的中する。

「でも、高収入は1年間だけで、翌年には500万円になり、翌々年には浪費でかさんだ借金のストレスでうつ病を患い、リストラされました。婚約していた彼女も家を出ていき、自分も自己破産するしかありませんでした。ああ、もう、本当にやり直したい……!」

「引っ越し費用がない」と、彼女と同棲していた家賃10万円の部屋に住み続ける滝川さん。部屋の片隅には段ボールがうずたかく積まれ、その中身はやっぱり「緑」、緑茶だった。

 金銭感覚が壊れ、彼女をお金で引き留めようとしたのは、自信のなさや精神の不安定さが表れているように思える。何かに憑かれたかのようなグリーンの部屋で、病状が悪化しないといいのだが。

<滝川さんの部屋にあったもの>

・ひたすら緑色の小物たち…窓際には、観葉植物を緑色の植木鉢に植えたものが並び、キッチングッズも緑色だらけ

・10コ近くある腕時計…高収入時代の名残である時計やサングラスからは、当時の調子イイ感が伝わってくる

・モテ本、自己啓発本、うつ関連の本…緑色のラックに入れられた本を見ると、『今すぐモテ男に変わります』『自信が持てない人の心理学』『脳内革命』『話力があなたの人生を変える』などのタイトルが

<ILLUSTRATION/Ciklamen>

― [人生でハデに転んだ男]のお部屋を訪問【8】 ―




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