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「不倫ほどおいしい恋愛はない」一条ゆかり72歳が放つ恋愛論に目からウロコ

『デザイナー』『砂の城』そして『有閑倶楽部』、誰もが胸を熱くし涙した名作です。リアルで熱いキャラクターは、作者・一条ゆかり先生の魂がこもっているからこそ。『不倫、それは峠の茶屋に似ている たるんだ心に一喝!! 一条ゆかりの金言集』(集英社)は、少女漫画界の女王と誉れ高い一条ゆかり先生だからこそ生まれた人生論。
少女漫画界の女王、一条ゆかり先生が放つ 人生の格言が熱い!

画像は本書より

 1949年9月生まれの一条ゆかり先生は現在72歳。1968年に少女誌でデビューしてから常に第一線で活躍してきました。「テーマにしたのは、一貫して女性の自立」と本書でも語っているとおり、漫画だけではなくご本人の生き方も私達の見本そのもの。本書に綴られる、時に耳に痛く、時に目からウロコな名句も至極納得できるのです。繰り返し読みたい金言を、いくつか紹介していきますね。

恋愛にハッピーエンドはない?!

◆「恋愛に成就はない。つねに過程。だから恋愛にハッピーエンドはない」  いきなり手厳しい一条砲が飛び出しました。片思いが実った、彼ができた、告白された。だからどうした? 片思いが実ってもフラれるかもしれないし、彼氏ができても浮気されるかもしれないし、告白されてもふたまたかけられているかもしれません。現実ではなく物語ならそこで終わりだから、ハッピーがエンドレス。でも実際は「ずーっとその関係性が続くわけだから、つねに過程であって「終わり」というものはないと思うの」と本書。
恋愛にハッピーエンドはない?!

一条ゆかり先生

『シンデレラ』が現実にあったとして、本書はその後を想像してみました。「王室にお嫁入りしたって、わからないことだらけで、儀式のたびに恥をかくはめに。周囲の女には『あの女、うまくやったわね』って妬まれて」。さらに「王子も1年以内にきっと浮気すると思う(笑)」。そう、いわゆる格差婚です。シンデレラもよほど努力しないと認めてもらえず、王子にもあきられてしまう、というパターンに陥りそう。  つまり恋愛が成就した! というのはステップに過ぎず、次なる努力も必要だということ。いい女はエンドレスに進化していくものかもしれません。

不倫はあくまで借り物

◆「不倫、それは峠の茶屋に似ている。お団子を食べたら、まだ明るいうちに出発しないと迷子になります」  漫画でも映画でも、不倫の話は花盛り。不倫はいけないこと、と前提しつつ、あえて本書は言います。「ポジティブに考えると、やっぱり不倫ほどおいしい恋愛はないんですよ」。なぜなら、シングル女性と既婚男性の場合、「不倫でワリカンは聞かない」「男は負い目があるからおごってくれるし、甘えさせてくれる」。女性側からすれば、「男の汚くてだらしない部分を見なくてもいい」。面倒くさい部分はみんな妻が担当してくれる。恋愛のおいしいところをつまみ食い、それが不倫なのです。  本書いわく「不倫はあくまで借り物」。不倫相手は結婚という契約を交わした奥さんの持ち物なのだから、借りた時の状態で返さなければならない、と本書は諭しています。当然、気配りしつつ不倫をしたとしても、リスクは避けられません。「茶屋でひと休みしたら、明るいうちに出発しましょう」。夜の峠で迷子にならないように。
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幸せは自分で作るもの
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