肌がボロボロになる「絶対やってはいけない美容法」5つ。帰宅してすぐメイク落としetc
いつものスキンケアが合わなくなってきた。ふとした時に気づく、コンディションの変化。それは化粧品などのアイテムと、肌の距離が遠ざかったからかもしれません。
『42歳になったらやめる美容、はじめる美容』(宝島社)は大人肌を慈しむ一冊。
著者は化粧品開発者の茂田正和氏で、スキンケアブランド「OSAJI」のディレクターでもあります。日進月歩の化粧品業界、自宅でできるピーリング剤やシミ消しクリームなども手軽に入手できるようになりました。技術や成分が革新的でも、残念ながら万人の肌に効果を発揮するわけではありません。微妙な変化に気づいたら、スキンケアの見直しをしてみませんか。
本書によると「知らずに肌の健康を害しているかもしれない」やめるべき美容は以下の5つ。
①“高浸透”を謳っている化粧品の使用
② 油分過剰の弊害を招くオイル美容
③ 帰宅してすぐのメイク落とし
④ 朝の洗顔に洗顔料を使うこと
⑤ 肌を擦る&叩くような美容術
今回はこの中から①②③について詳しく見ていきたいと思います。
まず①、まさかの“高浸透”NG! くたびれがちな大人肌にこそ必要な響きですが、実際“高浸透”って肌にどう作用しているのでしょうか。
本書の解説をまとめると、「高浸透とは、シワやたるみが起こる真皮層まで美容成分を浸透させること」。ここまではOK、問題は「皮膚というのは外部からの異物が侵入しないよう、角質層には二段ブロックのバリア機能を備えている。真皮層まで高浸透させるには、二段ブロックを壊さなくてはらなない」。
つまり、高いリスクあっての高浸透なのです。「年齢を重ねると壊れたバリア機能の修復に非常に時間がかかる」と本書。バリア機能が弱まる=外部からの刺激にも弱くなる、肌荒れやかぶれの原因にもなるかもしれません。
大人美容の領域は「角質層レベル」。角質層から下の領域は「インナーケアで改善するのが最も安心」だそう。ちなみに「美容の6割は食で決まる」というのもチェックポイントです。
大人肌、やめるべきはこの5つ
“高浸透”という言葉の罠

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