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超話題のローソン「濃密カヌレ」の実力を本音ジャッジ。本当においしいカヌレの選び方&食べ方

 アタリ、ハズレの見分け方とは?  今年のトレンドスイーツとして想像以上に長く話題になっているのが、「カヌレ」。今ではコンビニやスーパーでも見かけるようになりました。そもそもカヌレとは、フランス・ボルドー地方の伝統菓子。
カヌレ、流行っていますね

カヌレ、流行っていますね

 ワインの製造過程で出てくる澱(おり)を取り除くためにたまごの卵白が使われるのですが、その際に残った卵黄を活用しようとして考案された焼き菓子です。おいしいカヌレは、外がカリっとしていて、中はもっちり。ラム酒が香るのも魅力の一つなのですが、お店ごとに食感や味はさまざまで、私はアタリもハズレも経験しています。  そこで今回は、売り切れ続出で入手困難とまで言われているローソンの「濃密カヌレ」を基準にしながら、アタリのカヌレを選ぶコツや、おいしく食べる工夫についてご紹介してみたいと思います。 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます

これほどのカヌレブームは初めてのこと

ローソンの「濃密カヌレ」160円(税込)

ローソンの「濃密カヌレ」160円(税込)

 私はカヌレファンとして、20年以上も前から食べ続けてきましたが、日本でこれほどのブームになったのは初めてのこと。  まずは話題になっているローソンの「濃密カヌレ」を実食してみました。実はローソンと聞いてはじめにイメージしたのが、「ナチュラルローソンのカヌレ」。  埼玉にあるコスモフーズが製造、ブームになる前からナチュローの看板スイーツのひとつとして愛されています。そんなカヌレ偏差値の高いローソンですから、今回の濃密カヌレはそれを超える傑作が登場したのでは!? という期待を胸に食べてみることにしました……。

ローソンの濃密カヌレの魅力は、価格とバランス

外側は思ったほどカリッとしていませんでした

外側は思ったほどカリッとしていませんでした

 正直に言えば、普通においしくいただけました、という結果でした。  160円という手頃感からしたら十分に満足できる味なのですが、これまでにさまざまなカヌレを食べてきた経験からシビアに判定してみると、自信を持って100点満点はつけがたいなと感じました。外側はカリっと香ばしい感じではなく、かなりしっとりしています。  また、中身の生地を味わってみると、モチっと感というよりはムチっとネッチリした食感に近いなと感じました。これはローソンが狙って生み出したバランスかもしれず、これを濃密と定義しているのかもしれません。  おいしいという感覚には個人差があるので偉そうに判定することは絶対にしたくないのですが、個人的にはもう少し歯切れが良く、後味軽やかなもっちり感を期待してしまいます。
狙ってやっているかもしれない食感が印象的。意外とネッチリしているように感じます

狙ってやっているかもしれない食感が印象的。意外とネッチリしているように感じます

 ちなみに製造元は、ヤマザキ製パン。おいしくないものを作るわけがなさそうなので、私の好みに合わなかっただけのことかもしれません。それでは次に、パン屋や洋菓子店のカヌレを食べ比べてみることにしました。
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有名パン屋のカヌレがおいしすぎて驚いた
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