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デニーズ「冷凍ビーフシチュー」のレベルが高すぎる!レストラン並みなアイテムは他にも

 高いのになぜ人気!?  コロナ禍以降、日々の食事に対する考え方や中身に、ある変化が表れているようです。その大きな要因となっているのが、長引くコロナ禍での行動制限が生んだ“食のマンネリ感”。  それによって強まったニーズは、「旬のものを食べたい」、「行ったことのない飲食店を利用したい」、「食べたことのないメニューを食べたい」という新しい体験欲求なんだそう(※)。確かに自分の願望と照らし合わせてみたときに、違和感なく共感できる声が多いように感じます。
2021年からデニーズ100店舗に冷凍ショーケースが登場しています

2021年からデニーズ100店舗に冷凍ショーケースが登場しています

 そんな中、デニーズのプチリッチな冷凍食品が人気であることを耳にしました。「Denny’s Table」というブランドで、2022年5月から本格的にデニーズ店内で販売されはじめ、753円(以下、税込)の1人分ビーフシチュー、580円のグラタンやドリアの売れ行きが好調なんだそうです。  これは、食料品値上げラッシュに悲鳴を上げている状況とは別次元の話とも言えますが、決してお安くはない冷凍食品が一体なぜ人気になっているのでしょうか?今回はその秘密についてデニーズの冷凍食品デニーズテーブル事業統括/外販事業推進部部長の堀川淳子さんに話を聞いた上で、実食をした素直な感想をお届けしてみたいと思います。 ※2022年9月22日(株)リクルートプレスリリース「コロナ禍での食に対するマンネリ感や新たなニーズを調査」より 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます

デニーズに行ってみたら、冷凍コーナーが充実していた

デニーズ南平台店での冷凍ケース

デニーズ南平台店での冷凍ケース

 コロナ前は頻繁に利用していたデニーズ。久しぶりに足を運んでみたところ、店内入口に近い壁際スペースに冷凍ケースが置かれていました。  2022年11月時点での商品数は18種類。ジャンバラヤやベジタブルキーマカレー、ビーフシチューは店内で提供されているものと同じです(アレンジ、盛り付けなどは若干異なります)。価格帯は、160円のコーンスープを除いて500~1200円台で、決してお安くはありません。  スーパーやコンビニで販売されている冷凍食品のレベルはぐんぐん上がっていますから、それらとシビアに比べてみたときに本当に納得できるものなのか? デニーズの実力を冷静に判断するために、まずは気になる5種を購入して自宅で食べてみることにしました。

本格味、プロ調理に感動

デニーズ冷凍食品

(左上から時計回りに)モッツァレラ&粒マスタード 白いソースのハンバーグ 680円/パッケリ~トマトクリームアメリケーヌ仕立て 494円/オマール香る海老ドリア~ターメリックライス 580円/ビーフシチュー 753円/低温でじっくり仕上げた3元豚のしっとりロゼ色ポーク 753円

 今回私が購入したのは5種。 ・モッツァレラ&粒マスタード白いソースのハンバーグ(680円) ・パッケリ~トマトクリームアメリケーヌ仕立て(494円) ・オマール香る海老ドリア~ターメリックライス(580円) ・ビーフシチュー(753円) ・低温でじっくり仕上げた3元豚のしっとりロゼ色ポーク(753円)  温め方は商品によって異なりますが、電子レンジ加熱、湯せん、冷蔵庫での自然解凍が基本。ジャンバラヤ(今回は購入せず)を除き、誰でも食べたいときに1人分が味わえるようになっています。  はじめに食べてみたのは、人気ナンバーワンのビーフシチュー。
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ビーフシチューは文句ナシのおいしさ。肉のゴロゴロ感にも大満足
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