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酒におぼれて“幻覚”に悩む45歳女性。そのリアルな中身にゾワッ…「お化けといつも隣り合わせ」

 夫のDVからアルコール依存に陥り、幻聴や幻覚に悩むようになった45歳の女性・ルカさん(仮名)。“あれ……これ、現実? 夢?”と驚くような体験が、幻覚のはじまりだったという。
花 幻覚

写真はイメージです(以下同じ)

 彼女が見てきた幻覚の中身とは……? 本人に聞いた詳細を、前回・前々回に引き続いてお届けする。 【第1回】⇒低収入の“ヒモ男”と結婚。彼が収入UPしたら…恩返しじゃなく暴力が始まった 【第2回】⇒夫の暴力で心を病んでしまった45歳女性。それでも「絶対に離婚できない」理由とは(仮)

「馬に乗るお侍さんが数えきれないくらい走っていて…」

「それからほぼ毎日、幻聴と幻覚に悩まされていました。テレビをつけていないのに、黒い画面には、いつもなにかの映像が映ってるんです。最近は大河ドラマ風のをよく見ます。馬に乗るお侍さんが数えきれないくらい出てきて走っていて、戦うシーンなんです。 でも不思議なんです。とても真剣なシーンなのに、佐藤二郎さんがなにかギャグを言うんです。そしてなぜか、馬乗り侍の大群の中、ビビッドなピンクのミニワンピースでアニメのキャラクターのような超細い少女……棒のように突っ立って、何やらおまじないをしているんです。ヘンでしょう?(笑) あとは、森のような演出のセットの中で尾崎豊さんふうの若い男性が、アップで、知らない歌のサビのようなフレーズを何度もくりかえし歌うというのもありました。聴いたことのない歌だし、忘れましたけど、ずっと同じメロディー。ヒットしそうな今風のメロディだったと思います」  まだまだ、幻聴と幻覚は、ある。

自分に自分で“平気、平気”と言い聞かせながら

「うっすら夕焼けの夕暮れにベランダから外を見ていたときのこと。少し遠くの空が急に真っ暗になり、花火のような音が鳴り、金ぴかの無数の大きな光がパラパラパラと音をたてて落ちてきました。 そして、そのすぐあと。うちは5階なのですが、ベランダの1階の……つまり地上の左手のほうで、若い男性ミュージシャンがギターを弾きながら聞いたことのない歌を歌っていました。 ああ……また幻聴と幻覚だ……と思いながら、私は、自分に自分で“平気、平気”と言い聞かせながら、自転車で近くのコンビニに買い物に行ったんです。でもね……自転車をこぐ私の左のほうから、ずーっと、その歌声が聴こえるんです。それと、その男性がずっと私の左半分に寄り添っているような感覚って言うんですかね……人はいないのに、べったりとくっついてくる人影はあるという感じでした。その感覚は、ずっとコンビニで買い物をしても続いていて、帰宅途中までうっすらと続いていました。 ほかにも、リビングでお昼寝をしようとすると、窓の外からは、あるはずのないお祭りの太鼓の音や子どもたちの賑やかな声がしたり。外から帰宅してドアを開けた瞬間に、なぜか『酒と泪と男と女』……でしたっけ? 昔流行っていた歌。それが流れて来たり……自分の趣味とは無縁の音楽や映像に出会うので、なんとも不思議なんです」  ルカさんは、いちばん最初に幻聴と幻覚かもと感じてから、すぐに精神科を訪れ、アルコール依存とうつ病の薬を処方してもらっている。少しずつ症状は軽くなってきているが、いまだに急に突発的に音が聴こえたり何かが見えたりするので、それが怖くて夜はひとりで家にいることができないそうだ。
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お化けといつも隣り合わせで暮らしている感覚
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