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松本穂香「おもっっっしろすぎ!ただただ体で感じる作品」|映画『もっと超越した所へ。』

 数々の映画やドラマに出演している、若手注目株の女優・松本穂香さん。大の映画好きでもあるという松本さんが、現在公開中の映画『もっと超越した所へ。』について語ります。前田敦子、菊池風磨出演で描かれる、“クズ男に沼る4人の女性”の恋愛バトルの見どころは?
銀幕ロンリーガール/松本穂香

松本穂香さん

理性的にはもう観られない、ただただ体で感じる作品です

 今回ご紹介したい作品は、映画『もっと超越した所へ。』です。監督は山岸聖太さん。過去に某“刃牙BLドラマ”でご一緒させていただいたことがあるのですが、私は本当に聖太さんのあの絶妙なセンスが大好きで、今回の映画も期待大で観させていただいたのですが……おもっっっしろすぎました。文字通りあらゆるものを超えまくり! 作品です。今回のコラムはいつもより語彙力8割引き×熱量強めでやらせていただきたいと思います。
銀幕ロンリーガール/松本穂香

『もっと超越した所へ。』より ©2022『もっと超越した所へ。』製作委員会

 感想を一言で言うと、新ジャンルの最高! が体から湧き上がってくる映画でした(!?)。観ている側の人格とか性別が、物語が進むうちに変わってしまうというか、脳で理性的に観ていたものが最後にはもうどうでもよくなって、ただただ体で感じる作品になっていた感じでした(とにかく観て)。

嘘もホントも男も女も、やっぱり結局どうでもいい!!

 前田敦子さんのフワッとしているようで実はめちゃ強! な感じ、菊池風磨さんがキラーワードを“顎ちょっと上げ前髪片目隠し”で言ってくる感じ、伊藤万理華さんの見ているだけでこっちまで幸せになってくる爆笑顔、オカモトレイジさんの愛すべきおバカ感、黒川芽以さんのさっぱり美しいピュア感、三浦貴大さんの全てがちょうどムカつく感じ、千葉雄大さんの滲み出る自己中感と嘘っぽい柔らかさ。そして趣里さんはもう声から骨格まで全部好き、といった感じで一人ひとりの感想もたくさんあるのですが、それら全てが絡み合って、結果、もうどうでもいい!  言ってしまえば、この人たちも私も、みんな同じなんだなぁと思いました。 「やっぱり女性は強いなぁ」とか、「口ではいくらでもうまいことを言えるけれど、結局行動したことが真理だよなぁ」とか、「でも言葉をスッポリ丸ごと信じきって一喜一憂しちゃうよなぁ」とか、いろいろ考えたけど、そこにたぶん嘘もホントも男も女も関係なくて、やっぱり結局どうでもいい!! 深いことを考えずに、この映画を楽しまなきゃ損です!  人間みな愚か、で大好き! ●『もっと超越した所へ。 配給/ハピネットファントム・スタジオ 劇作家・根本宗子の同名舞台を映画化。“クズ男”と女性たちの恋愛模様をエネルギッシュに描いている。全国公開中 ©2022『もっと超越した所へ。』製作委員会 【他の記事を読む】⇒「松本穂香の銀幕ロンリーガール」の一覧はこちら <文/松本穂香> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
松本穂香
’97年、大阪府生まれ。’15年にデビューし、映画やドラマを中心に活躍。週刊SPA!にて、映画コラム「松本穂香の銀幕ロンリーガール」を不定期連載中
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