アプリで会った男にダマされ1200万円パー…ロマンス詐欺が狙う“女性の弱み”
男性にもお金にも愛されて、恵まれた人生を送りたい――これは女性にとって自然な願望ではないでしょうか。
でも、その願望を叶えようとして、だまされてしまう事例が増えています。それは悪名高き「ロマンス詐欺」。SNSや出会い系アプリなどで恋愛感情をチラつかせ、あやしい投資に勧誘したり借金を申し込んだりしてお金を奪う詐欺のことです。
国民生活センター越境消費者センターに寄せられた相談では、出会い系サイトやマッチングアプリに関する相談が、2019年の25件から、2021年の187件に急増。その187件のうち170件もが、「投資等に関する相談」でした。
ライフコンサルタントで『決めるだけ。「お金」も「恋」も勝手にうまくいく、人生を変えるレッスン』の著者・奥井まゆさんも、最近はロマンス詐欺にまつわる相談を何度も受けているそうです。もちろん悪いのは100%ダマす側なのですが、「NO」と言える強さを持つためにはどうしたらいいでしょうか。(以下、奥井さんの寄稿)
ロマンス詐欺、はっきり言ってかなり流行ってます。
私がよく耳にするのは、「アプリで知り合った人で、イケメンでエスコートも完璧で最高な人。こんなカッコ良い人とは二度と出会えないかも……」というフレーズ。そういう人に投資話などを持ちかけられてお金を払ったら、音信不通になってようやくだまされたと気づく、という話は多いんです。
手口としては「僕は起業をしていて、投資でも儲けている。キミも投資しない?」というのがお約束。その投資話は、仮想通貨や高利回りをうたったファンドが多いのですが、私が知っている中でいえば最高で1200万円出してしまった女性がいます。
そんな怪しい儲け話に引っかかるなんて、と驚くかもしれません。けれど、ダマされた彼女たちだって100%その男性を信用してたわけではないでしょう。うますぎる話だとどこかでわかっていながらも、どうしてもその男性を手放したくない……自分の中にある空虚さを男性に埋めてもらいたいという潜在意識の現れなのかもしれません。
ロマンス詐欺までいかなくても、怪しい相手にしがみついてしまう時って、「彼を手放したら次がない」という焦りがありますよね。それは自己評価の低さからきていることが多いのです。
あなたの自己評価、低すぎませんか? 男性にダマされないためにも、まずは2つの質問を自分に投げかけてみましょう。その答えが導き出されるはずです。
男性に愛される女性とはいったいどんな人なのでしょう。「可愛げがある」「色気がある」「賢い」「自由気ままである」「芯がある」などなど。世の男性の好みは千差万別で、どれが正解ということは無いと思います。
ここで要注意なのは、「自分がなれないと思っている女性像を、『愛される女性』だと思い込んでいないか?」ということ。あなた自身が自分を「愛されない存在」として扱っていると、自然と男性の方にもその空気が伝わってしまうと思います。ロマンス詐欺を働くような男は、そういう自信なさげな空気につけ込むのです。
私の知人である経営者や投資家を見ていると、素敵なパートナーの傾向は本当に人それぞれ。ですが、幸せなお付き合いをしている女性は、総じて「自分を嫌いではない」そして「自分を好きになる努力をしている」ものです。男性に愛されることを考えるより先に、まずは自分に愛される自分を目指してみてはいかがでしょうか。
ロマンス詐欺に1200万円出してしまった女性

質問1:自分は「愛される女性」になれると思いますか?
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