夫婦仲が悪い、給料が安い…悩む女性たちが「やめたら幸せになった」こと
もっと稼げるようになりたい、もっとモテたい、もっとキレイになりたい…女性はいろいろな願望を抱きながら、日々懸命に努めていると思います。
でも、ちょっと考えてみてください。それって本当にあなたが願っていることですか?実は自分に嘘をついている、なんてことはありませんか?
この数か月、イベントやパーティで女性たちと会う機会がとても多かったという、ライフコンサルタントの奥井まゆさん。『決めるだけ。「お金」も「恋」も勝手にうまくいく、人生を変えるレッスン』の著者である彼女は、セミナーやコンサルティングを通して、悩める女性たちをサポートしています。
改めて彼女たちと話をする中で、気づいたことがあるといいます。
それは「自分の欲求がわからなくなっている女性がとても多い」ということ。マジメな女性ほど、人からよく見られたい、人に負けたくない、と頑張ってしまう。
自分は何がしたいのか。何を求めているのか。それを自覚した女性は、「パートナーとの良い関係も仕事面での充実も、自然に手に入れられる」と奥井さんは語ります。
今回は奥井さんのもとに寄せられた、女性たちからの実体験をもとに、満たされた人生をおくるためのヒントを探っていきます。(以下、奥井さんの寄稿)
私のセミナー等に来るのは、キャリア女性が多いんですが、夫婦仲が悪い人がけっこういます(笑)。話を聞いてると、ダンナさんを無意識でライバル視して、対抗してしまうんです。
それが一変したAさんの話からしてみましょう。彼女は結婚、出産後もガッチリ働いていたのですが、先日会った時に彼女はこんなことを言っていました。
「ダンナがずっと前からいい男だったということに、やっと気づいたんです。そう気づいたら、ますますカッコいい面をみせてくれるようになって、惚れなおしました。ずっと愛してくれていたしずっと味方でいてくれていたんですよね」
Aさんは、出世をするためにキャリアを積んですごく頑張っていたんですが、どこかダンナさんに負けたくないという感情が強すぎる傾向がありました。少し完璧主義的なところもあって、ダンナさんに頼れない、家庭内で共同戦線を張れない状態になっていたんです。
どこかで家庭内の金銭的なところを「ダンナだけの手柄にしたくない」と思っていたのでしょう。
しかし、私が相談にのっている中で、彼女が本当に欲しいものは何かを突きつめて考えていったら、それは「出世」ではなくて「豊かな家庭生活」だったんです。金銭面でも、「“ダンナのおかげ”にしたっていいよね」と気づいた途端、あれよあれよと良い方向に進んだようですね。
ダンナさんが家を買ってくれて、デートの頻度も高くなり、それを見た子どもたちが「パパカッコいい。パパみたいな人と結婚したい」と言うようになったとか。
上昇志向を持つのはいいですが、家庭内で権力争いをすると、仕事も私生活もギスギスしてしまいます。パートナーを仮想敵に設定するのではなく、しっかりとコミュニケーションすることから始めてみてください。本当に自分が求めるものに気付くことができるはずです。
マジメな女性ほど、自分の本心がわからなくなる
「夫と張り合う」ことをやめたら夫婦仲が良くなった
