Gourmet

ヨーグルト作りは思った以上にカンタン!でも、忘れてはいけない“重要ポイント”

 常温でヨーグルトが作れます。
ヨーグルトをカンタンに手作りできるって、知っていますか?

ヨーグルトをカンタンに手作りできるって、知っていますか?

 こんにちは、食文化研究家のスギアカツキです。「食は人生を幸せにする」をモットーに、スーパーマーケットやコンビニグルメ、ダイエットフード、食育などの情報を“食の専門家”として日々発信しています。  突然ですが私は今、「ヨーグルト作り」にハマっています。  きっかけは、あるヨーグルトの種菌をもらったことでした。商品名は、「カスピ海ヨーグルト手づくり用種菌」(フジッコ)。これを使ってヨーグルトを作れば家計の節約になること、専用の機器がなくても失敗なく作れると聞いて、すぐにチャレンジしてみたくなりました。  そして結果は、大大大成功。あまりの簡単さとおいしさに驚いてしまいました。でも手作りヨーグルトとなると、衛生面が心配だったりしますよね。どんなことをどの程度気をつければよいのでしょうか……。  そこで今回は、手作りする際に“最低限押さえておきたい重要ポイント”をご紹介しながら、実は簡単に作れてしまうカスピ海ヨーグルトの魅力に迫ってみたいと思います。

種菌で作るヨーグルトは、節約になる!

「カスピ海ヨーグルト手づくり用種菌」(フジッコ)

「カスピ海ヨーグルト手づくり用種菌」(フジッコ)

 この種菌は2包入りで800円前後の価格ですが、出来上がったヨーグルトを種にして繰り返し作り続けることができます。  3日で1パック(400~500g)を消費するとして、通常の安価なプレーンヨーグルト(180円程度)と比較してみると、1包3か月で2000円(10パック以上)お得になるという計算(※)となり、確実な節約につながります。それでは実際の作り方を見ていくことにしましょう。 ※計算詳細 プレーンヨーグルト(400g)180円を3か月(30パック)購入すると、5400円 種菌1包(400円)と牛乳(1リットル200円)で3か月作り続けると、3400円

常温(20~30℃)で発酵、専用機器は必要なし

熱湯消毒をした容器に牛乳500mlと種菌を加えて、消毒したスプーンでかき混ぜる

熱湯消毒をした容器に牛乳500mlと種菌を加えて、消毒したスプーンでかき混ぜる

 カスピ海ヨーグルトの素となるのは、クレモリス菌FC株という乳酸菌。生きて大腸まで届くプロバイオティクス乳酸菌であり、さまざまな健康効果が報告されています。  そしてこの乳酸菌は常温(20~30度)で増殖するため、ヨーグルトメーカーを使わずに作ることができるのが最大の利点。むしろ40度付近に設定されている機器を使うと菌が死んでしまうので、室温で作ることが推奨されています。  気をつけるべきは、熱湯殺菌した容器とスプーン(かくはん用)を使うこと。種菌は最低3か月に1度は交換すること。これさえ守れば、あとは牛乳と種菌を混ぜるだけなのです。
次のページ 
カスピ海ヨーグルトの正しい作り方とは?
1
2
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ