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草葉の陰できっと泣いている!?…孔子様の「孔子料理」を食べてみた

 食品企業は賞味期限切れや不衛生な肉を平然と流通させる。政治家は利権まみれ。7月末、拘束された胡錦濤政権時代の中国最高指導部の元メンバー・周永康氏が、一族郎党で貯め込んだ蓄財は1兆4900億とも……  いまや、そんなニュースばかりが取り沙汰される彼の国にも、紀元前552年、春秋時代には「孔子」という賢人がいたのはご存知ですよね。 「不義而富且貴、於我如浮雲」 (人を騙して儲けた富など、私にとっては空に漂う浮雲のようなものであって、はかないものだ) 「見利思義」 (利益を求めるときは、それが人として正しい道かどうか見きわめよ)  当時、こんな言葉の数々を残した偉大な思想家であり教育者だった孔子様ですが、実は「食」の探究者でもあったとか。  孔子のふるさと中国・山東省は、農村あり、漁村あり……豊かな食材に恵まれたところ。諸国めぐりの旅から戻った晩年、故郷の町「曲阜」に戻った孔子は、各地で巡り合ったさまざまな素材、調理法、味覚を探求し、その集大成として「孔子料理」=孔府菜をつくりあげたというのです。そこから発展した「山東料理」は、現在の四大料理(山東料理、四川料理、江蘇・浙江料理、広東料理)のひとつとして、人気があり、日本人の口にも比較的合うといわれています。 孔子膳堂(入口) さて、この「孔子料理」なるものを食せるレストラン、その名も「孔子膳堂」が東京・赤坂にオープンしたと聞き……東洋史家・宮脇淳子氏を筆頭に、今、気鋭の中国通ジャーナリスト、中国語翻訳の第一人者、ウイグル通で文学賞受賞作家……と全員、中国語堪能の“女史”会をにわかに結成、早速、偵察に行ってみました。  まずは、紹興酒で乾杯し、昨今の出版事情などをネタに歓談していたのも束の間…… 「ここって盗聴器あったりして!?(笑)」 「ところで『チャイニーズドラゴン』(中国情報専門誌)て、どうなったんだっけ??」 「○×氏って実は中共のスパイなの??」 「民主党の○×氏ってホントに北京語できるの?」   などと、言いたい放題、盛り上がっていると、 「ニンハオ! ニンハオ! ダイジョブ、盗聴器ナイヨ」とオーナーが登場。孔子の第75代直系子孫として、テレビや雑誌でも活躍中の孔健さん、ご本人。
孔健氏

孔子の第75代子孫でオーナーの孔健さん

――どうしていま、孔子料理店をオープン? 孔健さん:私自身、山東大学出身ですから、孔府菜には思い入れがあるんです。今、日本には中華料理店はいくらでもあるけれど、正統的な孔子料理の店は皆無。そこで特色ある孔子料理の神髄を味わうとともに、食を通じて孔子の思想に思いを馳せてほしい、という思いを込めて、オープンしました。  メニューにも「六宝和材」(温野菜)、「鳳凰抱月」(鶏薬膳スープ)、「詩礼和牛」(トマトと牛肉炒め)など、論語をはじめ、孔子の思想の意味や足跡をたどる文言が付されていて、ちょっと勉強になる感じ。そして、ひとつひとつていねいにつくられているのが伝わる、上品な味です。 ⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=124530  ところで…… ――孔健さんて、本当に孔子の子孫ですか?? と思いきって尋ねてみる。 孔健さん:まあね、そうですよ。孔子の子孫は直系で200万人くらいいますけどね。 ――何か得することとかあったりしますか? 孔健さん:特にないけどね(笑)、ただ孔姓の人には犯罪率が一番少ないと言われていますよ。  なるほど。孔子様の名に恥じぬよう、との子孫たる自覚がそうさせているのかも。  しつこいようですが……  本場中国では、下水道の廃油や残飯から抽出した地溝油(ちこうゆ)、通称「ドブ油」が、食卓に上がり、食塩に酷似した亜硝酸塩で偽装された安い塩が出回るなど、世界三大料理を堪能するにも命がけという惨状――  本当に旨い中華が食べたければ、日本で事足りそうである。 【孔子膳堂】 東京都港区赤坂3-11-14 ベルゴ赤坂1階(http://kousizendou.com) ※参考書籍 ・『韓流時代劇と朝鮮史の真実』宮脇淳子(扶桑社)『中国複合汚染の正体』福島香織(扶桑社) <TEXT/女子SPA!編集部 PHOTO/横溝敦(月刊BOSS)>
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