キャンドル・ジュン氏に暴行&不倫疑惑。記者会見を絶賛した男性たちがころっとダマされた理由
6月18日の会見が話題を呼んだキャンドル・ジュン氏の暴行疑惑を『週刊女性PRIME』(6月26日)が報じています。キャンドル氏の会社で働いていた男性が被害を訴えているのです。
事の発端は当時結婚していた元スタッフ男性が新入社員の女性と不倫したこと。その男性の妻(いまは前妻)がその事実をキャンドル氏に伝えたところ、キャンドル氏から男性に呼び出しが。そして髪を引きずり回し、殴る蹴るの暴行を加えたといいます。
ドラム缶で燃えさかる炎に元スタッフ男性の顔を近づけ、「俺の女に手、出したな」とすごんだキャンドル氏は、最後は彼を丸坊主にしたのだそう。
『週刊女性PRIME』の直撃に、キャンドル氏は男性を問いただし「手を出した」事実は認めたものの、“俺の女”とまで語った当時の新入社員女性との不倫については認めていません。
またその後、当時の妻と離婚し、その新入社員女性と結婚している元スタッフ男性に対して、今回の告発で当人たちのプライバシーが守られることを気にかける様子のメールがキャンドル氏から送信されてきたと記事は伝えています。(『【独占】殴る蹴る、強制丸刈り…被害者が告発! 広末涼子の夫 キャンドル・ジュン氏、元事務所スタッフへの暴行と愛人囲み』週刊女性PRIMEより)
記者会見での“聖人”ぶりが称賛を浴びたキャンドル氏のスキャンダルに、またしてもネットがざわついています。“やってることがDQN”、“傷害どころか殺人未遂では?”などの声があがり、若干引いているような様子です。
とはいえ、少なからぬ人々が18日のキャンドル氏の真摯な姿勢に共感、同情していたのもまた事実。ネットニュースのコメントやツイートのアカウントを見ると、その多くが男性によるものだった点は注目すべき事実なのではないでしょうか。
広末涼子と子供たちを守る決意、そして自身の言葉を正確に伝えるための会見スタイル。すべてを受け入れる度量と合理的なプレゼンテーションを実行した賢さに新たな男性像を見たという興奮が数々の賛辞からうかがえたからです。
「俺の女に手、出したな」と火あぶり、暴行、丸刈りにされたと告発
為末大氏ら男性から支持を集めたキャンドル氏会見
スポーツコメンテーターの為末大氏も、キャンドル氏のやり方を絶賛していました。為末氏は、記者と向き合っての対話を「リスペクトから来ている感じがするのがなおいい」とツイート。 妻の不貞を批判するかわりに、もっと大きな愛で包み込んだ。のみならず、あらゆる他者に敬意をもって接した。こうした覚悟と余裕を併(あわ)せ持った姿を好ましく感じていたのはおおむね男性だったのです。 では、なぜキャンドル氏の会見は男性から支持されたのでしょうか? 筆者は、そこに隠された旧時代的な男性性、“ステルス男性上位”を満たす要素があったのではないかと考えます。 辛酸なめ子氏の指摘する<器が大きくて大人かもしれませんが、どこか保護者のような目線>とか、<親のような慈愛で寛大に広末を受け止めようとしている>というフレーズ(『キャンドル・ジュン氏、親のような慈愛だけど保護者目線。広末涼子の「濃い化粧」「派手な格好」に小言』女子SPA!より)に、そのヒントがあるように思うのです。