愛犬家同士で結婚して大後悔…自分の犬にだけお金を使う夫に愛想が尽きた“決定的な一言”
互いに動物と暮らしていると、“うちの子”話に花が咲き、距離がグっと縮まることがあります。
近藤晴香さん(仮名・30)は、まさにそんな恋愛をし、夫・和博さんと結婚。しかし、人間よりも犬を優先しすぎる夫の態度にうんざりし、離婚を決意しました。
2人の出会いは、マッチングアプリ。プードルと暮らしていた晴香さんはアプリ内の犬好き仲間を募るコミュニティに参加し、和博さんとマッチング。共にプードルと暮らしていることから話が盛り上がり、交際がスタートしました。
「ドッグランデートをしたり、犬連れで行けるカフェを探したりと、愛犬家だからできるデートが楽しめて嬉しかったです」
2人は、交際開始から半年でスピード婚。互いに実家暮らしだったことから、ペット可のアパートを探し、新婚生活をスタートさせることになりました。
しかし、アパート選びの時、些細な違和感が。晴香さんは月収22万円と、それほど贅沢できる給与ではなかったことから、築年数が古く、賃料が安いペット可アパートでの暮らしを望んでいました。
しかし、和博さんは猛反対。「そんなボロいところで、うちの子を暮らさせるのは嫌だ」と言い、築3年と、比較的新しいペット可のアパートを勝手に契約してきてしまいました。
「夫も高給取りではなく、月収は18万円。なのに、契約したペット可アパートは月9万円の家賃。明らかに自分たちの身の丈には合っていないと思いました」
不満はあったものの、「晴香のワンちゃんも綺麗で清潔なところで暮らしたほうが長生きできるって」という夫の言葉に納得する部分もあったため、晴香さんは妥協。こうして、2人と2匹の新しい生活が始まりました。
ところが、新婚生活の中で、和博さんは行き過ぎた愛情を爆発させ、愛犬に貢ぐように。月1回のトリミングはもちろん、何種類ものおやつやおもちゃを買ってきたり、いろいろな病院で頻繁に血液検査を行ったりし、電気代や水道代、食費など、暮らしていく上で必要なお金を晴香さんに頼るようになったのです。
さすがに見かね、「この状況でいいと思ってる?」と尋ねると、和博さんは苛立ちながら「同じ犬好きなら、犬にお金をかけたいっていう気持ちが分かるはずなのに、それが分からないなんて晴香の愛は偽物なんだな」と罵倒。
生活費を出すことはまた違った話だと晴香さんが反論しても、「いいじゃん、どうせ晴香は貯金あるんでしょ?俺は愛犬に使って貯金なんてないから余裕がない。ちょっとくらい多めに出しても余裕でしょ」と取り合ってもらえませんでした。
「夫がかわいがるのは、自分の犬だけ。私の愛犬には無関心でした。金銭的負担が大きくなっていくと、私は愛犬をかわいがれる余裕がなくなって、ボロボロのおもちゃで遊んでもらうしかないこともあり、うちの子に嫌な思いをさせてしまいました」
愛犬家な彼とマッチングして“犬好き婚”
愛犬に貢いで生活費を出さない夫にイライラ

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