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中年の不倫のキッカケで“一番多いシチュエーション”とは?「自分の年齢を忘れられる…」

 こんにちは、コラムニストのおおしまりえです。
熟年離婚

※イメージです(以下同じ)

 ドラマの題材や芸能人のスクープとしてもよく目にする「熟年不倫」。  若い夫婦に比べ、長年積み上げてきたものを背負いながらの離婚は、言葉では言い尽くせないものがあります。  前回、前々回と熟年離婚について、自身も47歳で子連れ熟年離婚を経験しているカウンセラーの緒方リサコさんに話を聞きました。親子・家族関係を踏まえたパートナーとの関係修復や離婚相談を数多く受けている緒方さんに、今回は熟年不倫について話を聞きました。 【前回記事】⇒離婚をしても幸せになれる人と、そうでない人の“決定的な違い” 【前々回記事】⇒「耐えて家庭を守る女性」はもういない…近年の熟年離婚の“リアルな理由”に驚き

「不倫も続けたいし家庭も維持したい」当事者心理がもたらすもの

カウンセラーの緒方リサコさん

カウンセラーの緒方リサコさん

「熟年不倫の相談自体はとても多いですよ!」  熟年不倫について質問をしたところ、筆者もドキドキするような回答が最初に返ってきました。  その内情を紐解いていくと、ドラマなどの世界とは違い、ロマンチックとは言い切れない話が緒方さんの口から数多く飛び出しました。 「熟年不倫のご相談で多いのは『好きな人ができたけど、離婚はしたくないし関係も維持したい』という相談です。つまり全部手に入れ続けたいけど、このままじゃマズいぞという気持ちがある。だから、まずは何に対してマズいと思っているのか、その人の気持ちを紐解いていきます」  不倫はしないに越したことはありません。しかし、女性の社会進出も相まって、最近では男女関係なく、この問題が取り沙汰されることも増えつつあります。

母の不倫に子は“絶対”気づく

 またよく、夫の不倫に妻は気づくが、妻の不倫に夫が気づくこと少ないと言われたりします。緒方さんもそれにはうなずくものの、「でも子どもには“絶対”と言っていいほどバレています」と断言。 「夫と妻は顔を合わせるのが朝と夜だけなので、不倫に気づかれないというケースが多いです。しかし子どもは、母親と顔を合わせる時間が多いので、私は“絶対”気づくとお伝えしたいです。  カウンセリング時は、『子どもが不倫を知った時、その影響をどう考えているのか、母としてどうしていきたいのか』といった想像はしてもらいます。実際、過去のご相談の中には、LINEを子どもに見られ、息子さんに『この人(不倫相手)は誰?』と聞かれたケースもあります。  私がこれまでにご相談を受けた中では、男の子は直接その場で聞き、女の子は見て見ぬふりをして、自分の中に溜め込むケースが多いです。そして母親への不満が溜まった時に爆発し『何、母親ヅラしてんの?』といった衝突を起こすという感じです」
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気付かれたら誠実に対処するしかない
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