美容法が話題のモデル・菅野結以が初めて公にした半生。「19歳でお父さんになった」の真意とは?
10代の頃から『Popteen』専属モデルを務め、現在も女性ファッション誌『LARME』『PECHE』のモデルとして活躍する菅野結以さん。活動の場はモデルにとどまらず、アパレルディレクター&デザイナー、ラジオDJなど、多方面で注目を集めています。
そんな菅野さんの8冊目となる書籍『オルタナ美容 非常識美人の哲学』が2024年12月に発売。型にハマらず自由に楽しむ美容法を、自らの言葉で綴り、話題となりました。
前編では、書籍に込めた想いや撮影の裏側、美容本でありながらも縦書きで文章量を多くした理由などにフォーカス。
後編では、より書籍の内容に迫り、菅野さん流のオルタナティブな生き方のコツや、内面から美しく輝くためのマインドなどを語っていただきました。
――今回の書籍では心の深い部分にも触れられていますが、ここまでさらけ出すのは初めてですよね。
菅野:そうなんです。両親が離婚して、自分が家族の大黒柱になったことをつづった「19歳でお父さんになった」という項目があるのですが、これは初めて公にしました。
言いたくなくて隠していたというわけではなく、あえて言う必要はないと思っていたけれど、今回の本ではなぜ今のオルタナマインドに至ったか、この話を書かないと説明がつかないなと思って。
私がインディペンデントに生きると決めた、自分の生き方に至るまでの経緯を書く必要があると感じ、すべてを書きました。
――美容本でありながら、生き方を教えてくれる本でもある。インナービューティーのパートでも、美容法だけでなく、心の健康について多く触れられている印象がありました。
菅野:美容はマインドとメンタルが土台だと思うんです。
どんなに外見を整えても、中身が整っていなければ美しくない。これに気付いたのは、10代の頃からモデルをやっていたことが大きく影響しています。
モデルさんのなかにも、誌面ではキレイなのに実際に会うとそう思えない人がいて。そういう人は、だいたい人の悪口を言っている。
悪口を言うと口が曲がったり、目が吊り上がったり、キレイから遠ざかっていく。邪悪な感情を抱えている人も、肌ツヤが失われていく。逆に、心から美しいなと思える人って、一人残らず内面も美しいんです。だから私も、そうありたい。
10代でこのことに気づけたのは、私にとって大きな財産。メンタルを整えて、表情は明るく、悪口を言わないことに気をつけています。
――性格や抱えているストレスって、顔に出ますよね。今回の本を読んで、ストレスを溜めずに美容を楽しむのがうまいなと感じたのですが、コツはありますか?
菅野:ストレスを溜めないためには、自分が得意なことと苦手なことを知るのが大切。
私はごはんをオートミールにするのは苦じゃないけど、運動はすごくストレスに感じるタイプ。だから、ストレスになる運動は思いきって諦めて、食事のコントロールに重きを置くことで体型管理し、ストレスフリーに美容を楽しんでいます。
「オルタナマインド」の原点とは
